マネバナナ

アーリーリタイアを夢見るアラフォーママが好きなことを好きなように書いています

『読書する人だけがたどり着ける場所』本書を読めば本との距離がどんどん縮まる

 

齋藤孝先生の『読書する人だけがたどり着ける場所』を読みました。

以前、芦田愛菜ちゃんの『まなの本棚』を読んで、読書から得られるものについては愛菜ちゃんの成長を通してしっかりと理解したのですが、齋藤先生のお考えも知りたいなと思い、本書を手に取りました。

 

www.manebanana.work

 

 

目次

 

内容

「読書が人生の深みをつくる」という前提のもと、著者が考える本の選び方や本の読み方を指南している本。

 

インターネットが普及し、ますます本を読む人が減少している昨今。

文字を読んでいないわけではないけれど、ネットに掲載された文章と本を読むことには決定的な違いがあると著者は考えている。

それは「向かい方」。

ネットで文章を読む時は、パパッと短時間で次へいこうとするため、一つのコンテンツに向き合う時間は短い。

一方の読書は、じっくり腰を据えて話を聞くような構えになる。

著者と四畳半の部屋にこもり、延々と話を聞くようなもので、退屈な場面があっても簡単に逃げるわけにはいかない。

それは「体験」として読者にしっかりと刻まれる行為であり、読書によって人生感、人間観を深め、想像力を豊かにし、人格を大きくしていくことができる。

 

読書にはこれだけの効果があるが、本書では著者が考える、より効果的な読書術を公開している。

「思考力」「知識」「人格」「人生」を深める本の読み方を章立てで解説しており、普段から本を読み慣れている人がもう一段ステップアップするための内容はもちろん、「本を1冊読み終える自信がない」という人が気軽に本を手に取れるようになる読書術も解説している。

 

感想

 

本書を読んで、私の心に一番響いた内容。

それは、第4章の【1テーマ5冊読めば「ランクA」】という部分。

著者によると、あるテーマについて知りたい場合、続けて5冊ほど読むとかなり知識が得られるそうです。

本は1行1行理解しようとして読むのではなく、「8割忘れたっていいや」というくらい気楽に読むのが良いのだそう。

そして、読み終わったら同じ著者の別の本を読んでみる。

これを繰り返すと、ペンキの上塗りのように知識が積み重なっていくと著者は説いています。

 

私は2~3年前、お金に関する本ばかり読んでいました。

その後、自己啓発本へシフト。

娘が産まれてからは、育児関連の本を読み漁っています。

1つのテーマにどっぷりはまるタイプで、その中でも気に入った著者の本は何冊も読みます。

そのため、いつも同じ内容の本ばかり選んでしまって、自分は本を読んでも何も学習していないのではないかと思っていました。

周りの読書家は幅広い知識を持っているのに、自分にはそれがない。

テーマに囚われずに本を選んだ方が視野が広がり、私も周りの読書家のように賢くなれるのではないかと考えていました。

 

でも著者は、私のような読み方をすることを本書であえてすすめています。

同じテーマ、同じ著者の本を繰り返し読むことで知識は蓄積されていきます。

2冊読めば、「全然知らない」Cランクから「ちょっと詳しい」Bランクに。

5冊読めば「けっこう詳しい」Aランク。

一般人が「スーパー詳しい」Sランクに行くには20冊読めば上出来とのこと。

この言葉は「今の読書術を貫け!」と私の背中を力強く押してくれました。

気をよくした私はAmazonで育児関連本を大量購入。笑

 

本を読むとすべてを吸収しなければならない気がしていましたが、本書を読んで「もっと楽な気持ちで読書をしていいんだ!」と心が軽くなりました。

ブログに本の内容と感想を書くようになって1年半。

記事を書くたびに、「自分は本の内容をちゃんと習得できていないなー。」と自己嫌悪に陥っていました。

でも、そんな気持ちとはもうお別れ!

これからは「1冊の本からは1つ習得できれば上出来。」と考え、ペンキ上塗り作戦で、今まで通り同じテーマ、同じ著者の本を堂々と読み漁ろうと思います。 

読書する人だけがたどり着ける場所 (SB新書)

読書する人だけがたどり着ける場所 (SB新書)

  • 作者:齋藤 孝
  • 発売日: 2019/01/08
  • メディア: 新書
 

 

 

 

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