マネバナナ

アーリーリタイアを夢見るアラフォーママが好きなことを好きなように書いています

『子どもの「いや」に困ったときに読む本』対処法ではなく、今の私が欲しいのは共感。

 

 

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娘のイヤイヤに苦戦中の私。前回のブログに書いた本をさっそく読んでみました。

www.manebanana.work

 

今回読んだのは『子どもの「いや」に困ったとき読む本』。

 

子どもの「いや」の対処法を教えてくれるという意味では良書だと思います。でも、今の私にはあまりしっくりきませんでした。その理由は感想に書きます。

 

目次

 

内容

子どもの「いや」に対する対応方法について解説した本。子どもの「いや」が起こる脳のメカニズムを図解して説明したうえで、イヤイヤ期の子どもによくある事例をあげて対応方法について紹介している。

 

感想

良くも悪くも、想像していた通りの内容の本でした。子育て本によくある「まずは子どもの気持ちを受け止めてあげましょう。」というものです。

子どもの気持ちを受け止めてあげなくてはいけないのはわかっているんです。でも、今の私はそれができないから困っているのです。この本を読みながら、私が求めているのは「子どものイヤイヤに対する対処法」ではなくて、「私自身の気持ちを受け止めてくれる場所や存在」なんだということに気づきました。本の感想からはちょっとそれますが、本を読んで気づいたことを書いていきます。

産休に入って1ヶ月。コロナの影響で、振り返れば保育園の送り迎えと妊婦検診以外、まともに外出していません。完全に引きこもり状態です。当然、育児の悩みを誰かに打ち明けるような機会はありません。唯一、育児の悩みを分かち合えるはずの存在である夫は、「〇〇(娘の名前)は俺の前ではあんまりいやいやしないよな。」とかいう始末。ちなみに、娘は夫の前でいやいやしていないわけではありません。夫がスマホに夢中で娘のいやいやを見ていないだけです。耐えきれず、保育士さんに「昨夜は大変で~」とか愚痴をこぼすこともありますが、コロナで保育士さんとの接触も限られている現在はゆっくり愚痴を聞いてもらうわけにもいかず…。

今の私に必要なのは、同じくらいの年の子を持つお母さんと「イヤイヤ期大変だよね。この間はこんなことあってさ~!」「うわー!大変だね!うちもこんなことがあって~!」ってお互い泣き笑いみたいな顔して、お互いの子のイヤイヤ期自慢をしながら励まし合うこと。イヤイヤ期対処法について書かれた本を読むのは自分のできていないことを指摘され、逆に自分を追い込むことにつながったように感じました。

この本を読んで特に違和感を感じたのが、「子どものイヤイヤをしっかり受け止めないと、小学生になってから親の見ていないところでお友達をいじめたりするような子になりますよ。だから、しっかり受け止めてあげてください。」と書かれていたこと。確かにそうなのだと思う。だけど、「子どもを恐怖で支配してはだめ。子どもの気持ちを受け止めてあげて。」と言いながら、子どものイヤイヤに悩む親に対して「将来、子どもが問題児になるぞ。」と脅すようなことを書いているのはいかがなものかと思いました。子どもに寄り添えと言いながら、子どものイヤイヤ期に悩む親への寄り添いがないというか…。

この本を読むなら、お子さんがイヤイヤ期に入る前~イヤイヤ期に入りたての頃に読むのが良いのではないかと思います。まだ自分の心に余裕があるうちに。

私のように心に余裕がなくなってから読むと、より自分を追い込むことになりかねません。もちろん全員がそうというわけではないと思いますが…。

なんだかひねくれた解釈ですみません。どうやら私は、子どものイヤイヤ期に悩むうちに、自分の脳もこじらせて、私自身もイヤイヤ期に入ってしまったようです。

 

 

こちら↑の本も読み始めましたが、『子どもの「いや」に困ったときに読む本』と同じような内容なので、最後まで読むのはやめようかな…と思っています。

 

 

 

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