齋藤孝先生の『賢い子に育てる最高の勉強法』を読みました。
今回も勉強になる内容ばかりでした。
目次
内容
学生時代の勉強だけでなく、その後の会社勤めでも、子どもが仕事に困らないようにするための「最高の勉強法」を指南した本。
今の社会で求められている力は「記憶再生力」と「問題解決力」。
「記憶再生力」とは知識を習得し、求められたことにしっかりと応える力。
「問題解決力」は課題を見つけ、それを乗り越えるアイデアを生み出す力。
著者はこれらに加えて、人生全体を見通す「賢さ」を含む3つの能力があると良いと主張。
本書では、これらの能力を育むための方法として
◆小学校までの育て方
◆勉強をするための「構え 」を作る方法
◆勉強の型
◆教科別攻略法
を紹介している。
感想
この本は未就学児~小学生くらいの子どもを持つ親に向けて書かれている本ですが、中学生や高校生が読んでも十分役に立つ内容となっています。
学生が読むのであれば第4章と第5章がおすすめ。
「勉強しているのに結果が出ない。」「もう一段階成績を上げたいけどうまくいかない。」という場合、恐らく勉強法が間違っているから。
この本の第4章を読むと成績が上がらない理由がわかると思うし、第5章を読めば各教科の攻略法を知ることができます。
なんて偉そうなことを書きましたが、学生時代に勉強しても思うように成績が上がらなかったのは私。
「学生時代にこの本に出会っていれば~!」とため息をつきながら読みました。
齋藤先生の本はいつも「子どもの頃にこの本に出会いたかった~!」と思わされます。
もちろん子育てにおいても役に立つ情報が満載でした。
最近思うのは、娘にはしっかりとしたコミュニケーション能力を身に付けさせてあげたいということ。
コールセンター勤務と言う仕事柄、たくさんの人の会話を聞くのですが、最近は相手の話を理解できない人が本当に多いです。
(お客様側ではなく、コミュニケーター側の話。)
これは若い人に限ったことではなく、20代、30代、40代と年齢もさまざま。
どのくらい理解できないかと言うと、「~してほしい。」とか「~について知りたいんだけど…。」という相手の話を理解できないのです。
人によっては、相手の要望を復唱することもできず、言葉に詰まってしまったり…。
『AI vs.教科書が読めない子どもたち』が発売されて以降、読解力の重要性は認知され始めていますが、「相手の話を正しく理解する力」「自分の気持ちや考えを相手に伝える力」も重要だなと私は思うのです。
そのため、「相手の話をきちんと理解する力をどう育んであげたら良いのか」というのが最近の子育てにおける私の疑問点だったのですが、本書にその答えがありました。
著者によれば、まず未就学児のうちは親がたくさん読み聞かせをしてあげることが大切とのこと。
これは多くの子育て本にも書かれていますが、想像力を養うのに効果的だそうです。
そして、小学生以降は多くの文学作品に触れること。
そうすることで、コミュニケーション能力が上がるそうです。
最近、娘は同じ絵本を繰り返し何度も読むことを求めてくるようになりました。
最高記録は8回連続!
読み終わると「はいっ!」と言って、表紙を上にしてもう一度その絵本を読むことを催促。
止めようとすると怒るので、娘が飽きるまで付き合っています。
正直疲れるのですが、これも娘のコミュニケーション能力を上げるためと考え、これからも娘の指示に従おうと思います。笑
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↓私が子どもの時に出会いたかった本NO.1はこれ。
新学期が始まる前にぜひ読んで欲しい!
↓感想も書いています。