『16万人の脳画像を見てきた脳医学者が教える「賢い子」に育てる究極のコツ』を読みました。
最近、「賢い子」というワードに弱いです…。
目次
内容
著者は脳医学者の瀧靖之先生。
これまでに著者が見てきた16万人を越える脳画像の研究から、子どもが賢く育つ過程において、ある共通点があることがわかってきた。
本書はその共通点をもとに、子どもを賢い子に育てる方法を解説している。
子どもを賢く育てる鍵は「好奇心」にある。
子どもは産まれながらに好奇心を持っており、親がその好奇心をうまく引き出すことで、子どもは親の想像をはるかに上回る成長を遂げる。
本書では子どもの好奇心を引き出す3つの秘密道具として「図鑑」「虫とり網」「楽器」を紹介。
これらはただ子どもに与えればよいのではなく、親の働きかけが重要。
子どもの好奇心を引き出すために必要な親の働きかけ方について具体的な方法を提示している。
本書の後半では子どもの習い事についても言及。
脳医学の観点からみた子どもの発育に適した習い事を年齢別に紹介。
最初に習わせるべき習い事や、芸術・語学・スポーツの才能が伸びる時期を解説している。
最終章は賢い子に育てるための「生活習慣」。
睡眠、勉強法、食事、運動についてはもちろん、ゲームやスマホ依存を止めさせる方法や親の「言葉がけ」についても触れている。
この1冊で賢い子に育てるための生活習慣から子供とのかかわり方、習い事まで知ることができる本となっている。
感想
瀧先生の本はこれで2冊目。
1冊目は子育てにおける図鑑活用法を教えてくれた大切な本『16万人の脳画像を見てきた脳医学者が教える究極の子育て「賢い子」は図鑑で育てる』。
この本が良かったので、今回『16万人の脳画像を見てきた脳医学者が教える「賢い子」に育てる究極のコツ』を読んだのですが…。
内容はほとんど同じでした。笑
今回読んだ『「賢い子」に育てる究極のコツ』でも、子どもを賢い子に育てるための3つの秘密道具の1つとして図鑑を紹介。
ただし、今回はおすすめの図鑑の紹介は一切なし。
脳の仕組みから図鑑がおすすめである理由を詳しく解説するにとどまっています。
子どもを賢い子に育てるための秘密道具の2つ目として出てくる虫とり網は一例。
必ずしも虫とり網である必要はなく、図鑑の世界と現実の世界を結び付けてあげる役割を果たすものならなんでも良いそうです。
図鑑と道端に咲く花を結び付ける虫眼鏡、図鑑と夜空に浮かぶ星や月を結び付ける望遠鏡。
ただ図鑑を子どもに手渡すだけでは不十分で、必ず図鑑(バーチャル)と現実(リアル)を結び付けてあげる役割を親が果たすことが不可欠だと仰っています。
子どもを賢い子に育てるための秘密道具3つ目は楽器。
脳の仕組みや成長の過程を見ると、3~5歳の頃にピアノなどの楽器の習い事をさせると良いそうです。
3~4歳は言葉の発達の時期。
この時期に楽器を演奏することで、脳の言葉の領域にも良い刺激がいくのだそうです。
私が一番参考になったのは、やっぱり図鑑の部分。
先月から私はせっせと娘に図鑑を買い与えまくっているのですが、次は何の図鑑を買おうか、ものすごく悩んでいるのです。
図鑑(バーチャル)と現実(リアル)を結び付ける重要性は娘の反応から私も既に学んでいるのですが、1歳3ヶ月の娘と図鑑(バーチャル)を結び付けるのがなかなか難しくて。
でも、この本を読んで娘をじっくり観察していたら、今の娘にぴったりの図鑑が見えてきました!
買いたい図鑑が多すぎて、逆に今は渋滞中です。笑
本書の年齢別に習い事を紹介した部分も参考にはなったのですが、私自身の経験からそこはちょっと納得がいかず…。
私は3歳からピアノを習い、小学生の頃にはエレクトーン(両手と足を使います)を習い始めたのですが、今現在めちゃくちゃ不器用です。
そして、大学は外国語学部を専攻していますが、語学は全然習得できていません!
本書には3歳頃からの楽器の習い事は手先を器用にするし、日本語はもちろん外国語の習得にも力を発揮するって書いてあるんですけどね。
(外国語を習い始めた時期が私は本書の例よりも遅いけど。)
残念ながら、私には「ピアノ効果」が全くなかったようなので、この辺は「ふーん」程度に読み進めました。
今回読んだ本は真新しい情報は少なかったですが、子どもを賢い子に育てるには「親の関わり」が最も重要であるという著者のメッセージはしっかりと受け取りました。
図鑑にしろ、習い事にしろ、与えておしまいでは無意味。
我が家はただいま図鑑と英語路線まっしぐらなので、これらを使ってしっかりと娘の好奇心を引き出す関わりをもつようにしていこうと思います!