『0歳児から5歳児 行動の意味とその対応 見えてますか?子どもからのシグナル』を読みました。
この手の本は今までにも読んでいるので知っている部分もありましたが、さまざまな子どものタイプの事例をあげてくれているので参考になるものも多かったです。
近い将来、娘はどんなタイプに成長するのかな?と想像しながら読みました。
目次
内容
0歳から5歳までの子どもたちによく見られるちょっと困った行動をあげ、その行動の裏にある子どもの心情と、保育者や親が取るべき対応方法が記されている本。
年齢ごとに取り上げられている内容は以下のようなもの。
◆0歳児
ハイハイより前につかまり立ち。このまま歩くようになっても大丈夫?
◆1歳児
指さしするのに、なかなか言葉が出てきません。
◆2歳児
お友達をひっかいたり、かみついたり。うちの子、乱暴なの?
◆3歳児
寝るときに性器いじりをするようになりました。どうしていいか、わかりません。
◆4歳児
ちょっとしたことでふてくされるのが面倒。
◆5歳児
幼稚園でボス的な存在で、仲間はずれになっているみたい。
落ち着きのない子、おとなしすぎる子、赤ちゃん返り、甘えん坊、言葉の発達、嘘をつくなど幅広いテーマで語られており、我が子の困った行動を解決するのに役立つ内容となっている。
感想
本書で私が参考になったのは2歳児以降の内容です。
・おもちゃを独り占めしてお友達に貸せない
・おもちゃを取られても取り返せない
・虫や生き物に乱暴する
・飽きっぽい
・ウソをつくようになった
・お友達と自分を比べて羨ましがる
など、娘はまだ1歳ですが、近い将来こんなことで私も悩むかも…というような事例がたくさんあり、勉強になりました。
特に参考になったのは、お友達とのトラブル。
おもちゃをひとり占めしてしまうケースや、逆に使っていたおもちゃをお友達に取られてしまった場合の対処法、まだおもちゃを使っている時にお友達に「貸して」と言われた場合の対応方法など、わかりやすく解説されていました。
こういう場面ではついつい自分の子に我慢をさせてしまいがちですが、必ずしもそれは正しい親の対応方法ではないそうです。
子どもがどうしたいか確認し、尊重してあげることが大事なようです。
先日、保育園でお友達トラブルを目撃したのですが、保育士さんはやはりプロ!
しっかりと上記の対応をしていました。
比較的おとなしい1歳児クラスの男の子がお友達におもちゃをとられてしまったようなのですが、「嫌な時は嫌って言っていいんだよ。」と保育士さんがおとなしい男の子に教えていました。
「こういうことかー!」と良い勉強になりました。
これから公園や公共の遊び場でのあそびが活発になると、我が家の娘もお友達トラブルに遭遇することがあるかもしれません。
本書を読むことで、そういった場面を事前にある程度イメージして心の準備をするができました。
この本で得た知識を忘れないように、頭の片隅に置いておこうと思います。