マネバナナ

アーリーリタイアを夢見る30代新米ママが好きなことを好きなように書いています

『小学校入学前にことばの力をつける魔法の本棚』幼児期の子どものことばの力をつけるために親がするべきことについて書かれた本

 



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麻布中学・高校の国語科教諭である中島克治先生の『小学校入学前にことばの力をつける魔法の本棚』を読みました。

タイトルから想定していた内容とはだいぶ違いましたが、私の今の子育て及び、今後の子育てビジョンを肯定してもらえたという意味で「読んで良かった。」と思える本でした。

 

目次

 

内容

小学校入学前に子どもにことば力を付けさせるために親子でできる取り組みについて紹介した本。

『小学校入学前にことばの力をつける魔法の本棚』というタイトルではあるが、絵本の読み聞かせについて書かれているのは一部。著者の子育て経験をもとに、子どものことば力を伸ばすための親子の会話、ことば力を伸ばすために幼児期から親子で楽しめることばゲーム、辞書の選び方など、幅広い視点でことば力を伸ばす方法が取り上げられている。

 

感想

 

冒頭にも書きましたが、タイトルから想定していた内容とはだいぶ違いました。私がタイトルからイメージした本の内容は、幼児期に読み聞かせたい絵本の選び方や、読み聞かせの方法が書いてあるものでした。しかし、実際には絵本や読み聞かせについて語られた部分は第3章と、最後のブックリストだけです。それ以外の章では、幼児期の子どものことば力を伸ばすために親ができること、親子で取り組めることば遊びなどについて語られています。求めていた情報が得られなかったという意味では少しがっかりしましたが、本書で語られている著者の子育て論は、今の私の子育てを肯定し、今後の子育ての迷いを払拭してくれている内容だったので、そういう意味で私は満足でした。

本書の中で著者は、就学前は先取り教育や習い事に時間を割くよりも、絵本の読み聞かせをすることや、実物・本物を見せるといった体験に時間を割くべきだと主張しています。そのうえで、読み聞かせや体験、日常の親子の会話を通して子どものことば力を育む方法を解説しています。これらは私が今現在娘を育てるうえで重視し、実行していることばかりで、自分の子育てを認めてもらえたようで嬉しくなりました。

本書の気になる点をあげるとすれば、書かれている内容が著者のこれまでの子育て経験に基づいたものであるということ。麻布中学・高校の国語科の先生が書かれた本ということで、これまでに見てきた優秀な生徒たちがどのような家庭で育ってきたのか、どういった本を読んでいたのか、という視点から書かれたものを期待していたのですが、麻布中学・高校の生徒さんの話はほとんど出て来ず、著者が娘さんを育てるうえでどんなことをしてきたかについて触れられていることの方が多いです。そのため、麻布中学・高校に通う優秀な生徒さんの家庭環境等について情報を求めている方にはこの本は参考にならないと思います。

本書は読み手が求める情報によって評価が大きく分かれる本ではありますが、それはどの本にも言えること。早期教育に熱心なご家庭の方にとっては自分の子育てを否定されていると感じる部分もあるかと思いますが、幼児期のうちから子どものことば力を鍛える取り組みをしたいという方にはおすすめできる本です。

 

 

 

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