マネバナナ

アーリーリタイアを夢見るアラフォーママが好きなことを好きなように書いています

『東大脳を育てる!読み聞かせ絵本100』絵本選びの参考にしつつ、我が家は我が家のスタイルで。


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佐藤ママの『東大脳を育てる!読み聞かせ絵本100』を読みました。

80冊も育児関連書籍を読んでいるのに、実は佐藤ママの本を読むのは初めてなんです。

なんとなく佐藤ママの考えには共感できなくて。

「どんなところが?」と聞かれるとうまく理由を書けないのですが、ただ「好きではない」と言うのもなんなんでざっくりと理由を書くと、

➀再現性がない。(お金持ちでないと佐藤ママの教育はマネできないと思う。+共働き世帯には時間的にも不可能。)

②小さいうちから勉強中心なのがイヤ。(非認知能力重視、幼児期は思いっきり遊ばせたい派なので。)

③ゴールが東大なのがイヤ。(これは売るための戦略なのはわかっているのですが、「東大」が協調されすぎて、子育てのゴールが東大と言われている気がして受け入れ拒否。)

と言ったところでしょうか。

 

それなら、何で『東大脳を育てる!読み聞かせ100』を読んだかと言うと、佐藤ママの「3歳までに絵本の読み聞かせ10000冊」という言葉が、その真意を無視してひとり歩きしている気がしたからです。

インスタで「読み聞かせ」と検索すると、我が子の読み聞かせ記録を公開しているアカウントが結構あるんです。

それらを見て気になったことが一つ。

みんな、ほとんど図書館で借りた本なんですよね。

図書館のラベル部分を加工しているから一目でわかります。

しかも、3歳までに1万冊(回)読むことがゴールになっているので、子どもの興味とか完全無視(のように見える)し、絵本を選ぶ基準もない(ように見える)。

そのうえ、数えやすいようになのか、1冊につき、きっちり○回と回数を決めて読み聞かせしているものまで。

『これが佐藤ママの言う「3歳までに絵本の読み聞かせ10000冊」なの?』と真実を確かめたくなったので、この度読んでみることにしました。

その結果は、感想に書きます。

 

 

目次

 

内容

東大に合格する学力を子どもに身に付けさせるなら、「読解力」をつけることから始めるのが得策。

一般的に、子どもの読解力が育っていないことに気づくのは小学5年生頃。

その頃になって子どもに読解力を付けさせようとするのは至難の業である。

子どもは耳からいろいろなことを学んでいるので、幼児期から読み聞かせをすることは、子どもの読解力を付けるうえで有効。

本書では、著者自身の子育て経験をもとに、子どもが乗り出して聞きたくなる読み聞かせのコツと、読み聞かせのポイントを解説している。

著者が子どもに読み聞かせた本をベースに、名作から比較的新しい絵本まで100冊の絵本をピックアップ。

各絵本の読み聞かせのコツとポイントを紹介しているので、読者が再現しやすい内容となっている。

 

感想

 

これまでに、絵本や読み聞かせに関する本は7冊ほど読んできましたが、初めて知る絵本が多数紹介されており、今後の絵本選びの参考になる本でした。

ジャンルは幅広く、名作や日本の行事などを押さえるという点はこれまでに読んだ書籍の著者と主張が一致。

初版から20年以上の絵本を中心にそろえる私の絵本選びの方向性が間違っていないことも確認できました。

 

ただ、ここ1~2年で発売された、比較的新しい絵本がいくつか紹介されているのは少し気になりました。

どうせなら、著者が子どもたちに読み聞かせた絵本だけを取り上げて欲しかったなと。

でも、Amazonのレビューを見たら、「絵本のラインナップが古い。今ならもっといいのがあるのでは?」という意見が書きこまれていたので、そういう人のために新しい絵本も紹介しなければならなかったのかなと思うことにしました。笑

 

読み聞かせのコツやポイントの解説は具体的でわかりやすかったです。

読み聞かせに関する本の多くは、「声音を変えずにたんたんと読む」ということを推奨していますが、本書では声音を変えて読むことを推奨しています。

これは、私が普段からやっていることなので、抵抗なく受け入れられました。

 

肝心の「3歳までに絵本の読み聞かせ10000冊」の詳細については、残念ながら書かれていませんでした。

絵本の選び方は本書を読めばわかりますが、絵本を購入していたのか、図書館で借りていたのかまでは不明。(他の著書に書いてあるのかも)

1冊につき何回読むとかまでは決めてなさそうです。

その代わり、1日の中で絵本を読む時間を固定し、次の日に読む絵本は前日に準備していたということは書いてありました。

ということは、その時の気分で子どもが「これ読んで」と持って来るものを採用していたわけではないのかなと思います。

「この絵本は子どもがすきだった」という記述があったので、実際のところはわかりませんが。

 

本書を読んで、「3歳までに絵本の読み聞かせ10000冊」というのは私には合わないなと改めて思いました。

「読解力をつける」とか「発語を促す」という効果はあると思います。

でも、目標回数を決めた時点で、私の場合はそれがノルマになってしまいます。

「1日に10冊読まなくちゃ」となれば、子どもの「おもちゃで遊びたい」という気持ちや、生活リズムは全部無視。

絵本選びも、子どもの「これ読んで」を尊重できなくなってしまいそうです。

 

本書の中で、著者自身もノルマ達成のために、(前向きな意味合いで)1日に読む10冊のうち2冊くらいは文字の少ない絵本を入れていたと言っていました。

そんなことをするくらいなら、ちょっと文字の多い絵本をじっくり数冊読むだけにすれば良いのに…と私は思ってしまいました。

 

まぁ、でも考え方は人それぞれ。

絵本選びや読み聞かせのコツは参考にしつつ、私は私と娘にあった読み聞かせライフを続けていこうと思いました。

 

 

 

 

私がこれまでに読んだ絵本選びや読み聞かせに関する書籍はこちら。

 

 

 

 

 

 

 

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