マネバナナ

アーリーリタイアを夢見るアラフォーママが好きなことを好きなように書いています

『ハーバードで学んだ最高の読み聞かせ』抵抗がある人の方が多いと思うけれど、子どもの言語教育には効果抜群!

 

『ハーバードで学んだ最高の読み聞かせ』を読みました。

物語にじっくり浸りたい私にはちょっと抵抗のある内容でしたが、書かれていることは納得できるものだし、何より娘は絵本の最中におしゃべりをすることが多くて、考えてみたら既に実践している内容でした。

 

目次

 

内容

読み聞かせを通して子どもの言語教育を行う方法を説いた本。

 

国内のさまざまな研究機関や企業が行ったアンケートの結果を踏まえると、日本の親が「読み聞かせを行う理由」は主に以下の5つの回答に集約される。

➀親子のコミュニケーションを図るため

②情操教育のため

③本好きになってもらうため/活字に慣れてもらうため

④集中力を養うため

⑤言語教育のため

実際、絵本の読み聞かせはこの5つに対して大きな効果を発揮する。

しかし、親が子どもに対して一方的に絵本を読むだけの、日本の一般的な読み聞かせの方法では⑤言語教育の効果は薄い。

 

そこで著者は、アメリカの親が行う読み聞かせの方法と日本の親が行う読み聞かせの方法を比較研究した結果をもとに、アメリカ流の読み聞かせを行うことを提唱している。

 

アメリカの親子は絵本の読み聞かせの最中にたくさんのおしゃべりをする。

理由は、アメリカの親は言語教育を行うことを目的として絵本の読み聞かせを行っているから。

英語の場合、「a」という文字が「apple」や「cake」のように、文字の組み合わせによって発音が変わる。

こうした違いを日常の中で子どもが習得するのは難しく、きちんと教えなければ、子どもたちは文字を読み書きできるようにならない。

こうした危機感が常にあるため、アメリカの親は「勉強」のために子どもに対して絵本の読み聞かせを行うのである。

 

このような事情から、アメリカでは「絵本の読み聞かせを行う時における親子のやりとり」に関する研究が1970年代から進められている。

その結果、現在アメリカで推奨されている絵本の読み聞かせ方法が、「ダイアロジック・リーディング」というものである。

本書では、このダイアロジック・リーディングの方法を、実例を交えて詳しく解説している。

 

感想

 

この本で紹介されているダイアロジック・リーディングという方法、正直に言うと私には導入するのに抵抗がありました。

ダイアロジック・リーディングというのは、読み聞かせの最中に絵本の内容について子どもにたくさん質問する方法なんです。

例えば、「このページにどんな動物がいるかな?」とか、「なんでこの子は泣いているんだと思う?」とか。

なんだか物語に入り込めない気がして…。

 

ただ、言語習得や自分で考える力、伝える力を伸ばす効果はものすごくあると思うんです。

本書で著者も言っていますが、親が子どもに一方的に読み聞かせる方法は、日本の教育の象徴なんですよね。

「学校で静かに先生のお話を聞く」っていう。

でも、聞いているだけだと自分の考える力や伝える力はつかない。

つまり、AI時代に必要とされる力が身につきません。

 

となると、やはりこのダイアロジック・リーディングという方法を取り入れたい。

どうしたらよいか、私は考えました。

➀図鑑を活用する。

「このページにどんな動物がいるかな?」というやりとりは絵本でなくてもできます。

絵本でやることに抵抗があるなら図鑑でやればいい。

それだけのことです。

②絵本を一通り読み終わった後にやり取りする。

物語の途中でやることに抵抗があるなら、読み終えた後にやればよくないですか?

「面白いお話だったね。ママはここが面白いと思ったよ。〇〇ちゃんはどんなところが面白かった?」とか、「あの子、ここで泣いていたけれど、なんで泣いているんだと〇〇ちゃんは思った?」とか。

③日常の中で絵本と同じようなシーンがあったら、絵本を暗唱する。

これは私がよくやるのですが、例えば娘がイヤイヤ言い出したら、「いやだ いやだってルルちゃんはいうよ」と絵本『いやだ いやだ』を暗唱する。そうすると、娘は覚えている絵本なら、続きを暗唱してくれるんです。

効果は半減するかもしれませんが、これらの方法でも0にはならないと思います。

 

そんなことを考えながら本書を読んでいたのですが、私たち親子の読み聞かせを振り返ると、既にこのダイアロジック・リーディングを行っていました。

娘主導で。笑

娘は絵本の読み聞かせ中に、「あっ!リンゴがある!おいしそー!」とか「くまさん、寝んねしてる。」とか、いろいろと合いの手?を入れてくれるんです。

それが何となく私は好きではなくて、「本当だ!リンゴがあるね。真っ赤なリンゴだね。」とか言いながらも、心の中では「集中して聞いて欲しいな。」って思っていたんです。

でも、本書を読んでから、読み聞かせ中の娘の発言を肯定的にとらえられるようになりました。

「今のままでいいんだ。」って。

 

ということで、我が家では意外とスムーズにダイアロジック・リーディングを導入することができました!

本書に書かれた内容を参考に、これからますます読み聞かせ中の親子のやりとりに磨きをかけて行こうと思います。

 

 

 

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『ハーバードで学んだ最高の読み聞かせ』はもちろん、これまでに読んだ育児関連書籍や、娘に購入した絵本や図鑑も載せています。

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