『引っぱりだす!こぼす!落とす!そのイタズラは子どもが伸びるサインです』を読みました。
この本は娘の取扱い説明書か!って思うくらい、娘の謎行動の意味を解説してくれていました。
すごく面白かったです!
1歳児を育てるママさん、パパさん、必見です!
目次
内容
子どもの困ったイタズラには意味がある。
大人にとってはイタズラでも、子どもにとっては「こんな能力を伸ばしたい!」と、その能力を使いたがっている大事なサイン。
そのサインは親にとって子どもの自立心と能力を引き出す絶好のチャンス!
そうとわかれば、困ったイタズラも見え方が変わってくるはず。
本書では0歳~2歳の子どもが行うイタズラに隠された意味と、そのイタズラによって子どもが伸ばそうとしている能力を引き出す手作りおもちゃを紹介している。
「入れる・落とす」「引っ張る」「つまむ」「振る・たたく」「ちぎる・やぶる」「投げる」「運ぶ」「移す」「はめる」「はさむ」「ねじる・まわす」「切る」「貼る」「拭く・絞る」「折る」「洗う」「巻く」といった行動に隠された意味を紹介しており、まさに0~2歳児の取り扱い説明書と言える本。
感想
コップの水をわざと床にこぼしたり、食事の時にわざとスプーンを床に落としたり、といった娘の謎行動の意味を知りたくて読みました。
コップの水を床にこぼすなんて、やられると片付けが本当に面倒で困っていました。
でも、きっと娘の発育上必要な行為なのだろうと怒るのはぐっと我慢。
コップに入れるお茶の量を少なくして耐えていました。
ところが、娘も日々成長して賢くなっていきます。
1杯目のお茶をちょっと飲んで残りを床にこぼした後、おかわりを要求。
「ならばこぼすなよ。」と思いつつおかわりをコップに入れると、ちょっと飲んでまたこぼす…。
そんな日々の中で、「怒るのは我慢するけど、やっぱりこの行動の意味は知りたい!」と思っていた時にAmazonで本書に出会いました。
『引っぱりだす!こぼす!落とす!そのイタズラは子どもが伸びるサインです』というタイトルに一目惚れです。
内容は期待通りでした。
読みながら、「この行動にはこんな意味があったのか!」とか、「そういえば、少し前にこんなイタズラばっかりしていたな!」とか、「あー、これ最近よくやるイタズラ!」と、娘の取扱い説明書かっていうくらい、娘の行動が記されていました。
例えば、私が現在困っている「水をこぼす」という娘のイタズラは「移す」というところに書かれていました。
この行動には「ものを手を使って移動したい(身体の発達)」と「移動させるときの触り具合と音を楽しむ(触覚と聴覚の協応)」という意味があるそうです。
この時期の子どもに最適な遊びは、マカロニなどをレンゲを使って容器から別の容器へ移すというもの。
この遊びを教えてあげると、子どもは集中して取り組むそう。
また、娘は最近「はめる」という行為が大好き。
私の化粧品の蓋を本体にはめたり、カメラの蓋をレンズにはめたり。
この行動には「形を見分ける(空間認知能力)」「形を合わせて一致させる(モデリング)」「秩序感を満たすため」という意味があるそう。
これには様々な形・大きさのタッパーを蓋とわけて渡すと、子どもは一生懸命に蓋とケースを一致させる遊びに勤しむそう。
我が家はキッチンの入口にゲートを付けていないので、火を扱っている足元で娘がうろちょろして危険を感じることがしばしば。
こういう時にタッパーを渡せばよいのか!と目から鱗でした。
本書は子どもの困ったイタズラと、その行動の意味、イタズラを子どもの能力を伸ばす遊びに変える手作りおもちゃの紹介と、1歳児を育てる親御さんが今まさに知りたい!と思っている情報が満載でした。
私はおもちゃを手作りするのは苦手なので、タッパーとかハンカチとか、物を準備するだけでOKな遊びを娘の成長を見ながらゆるーく取り入れていこうかなと考えています。