『一番やさしい!防犯、SEX、命の伝え方 おうち性教育はじめます』を読みました。
娘を妊娠してから目につくようになったのが幼児を狙った事件。
昔と違って最近は身代金目当ての誘拐ではなく、性犯罪に巻き込まれるケースが多い気がします。
知らない人についていっちゃダメと言ったって、知っている人が加害者になるケースもある。
だから、「おかしい」という雰囲気を感じ取れるように。
「おかしい」と感じたら逃げられるように。
そして、万が一被害にあってしまった時、きちんと私たち親に報告できるように。
今から娘に教えられることを勉強するため、この本を購入しました。
目次
内容
3歳から始められるおうち性教育についてまとめた本。
「性教育」は学校で教わるもの、親から教わらなくとも自然にわかるものと思われがちだが、実際は学校で詳しく教わることはなく、子どもたちはネットや友達から得た間違った情報を鵜呑みにしているケースが多い。
その結果、子どもの頃に性教育を受けてこなかった今の大人たちは子どもたちに性について聞かれた際、恥ずかしさや知識不足からうまく伝えることができずにはぐらかしてしまう。
また、子どもが思春期になったら性教育を始めようとすることで、大人たちが自らハードルを上げてしまっていることも、おうち性教育が進まない原因となっている。
本書では、3歳からできるおうち性教育を提案している。
1章・2章は性のことも含めて何でも相談できる親子関係の作り方やプライベートパーツについてなど、一般的にイメージする「性教育」よりもハードルの低い位置からスタート。
3章では男性、女性の体の仕組みについて詳しく触れており、子どもが初潮や精通を迎える前にその意味や身体の仕組みについて伝えることの重要性を解説。
4章は性器いじりなど子どもの困った行動・発言に対する対応方法など親にとって非常に心強い内容。
5章ではLGBTなど大人も学ぶべき多様性について解説。
この本は、性について幅広く学べ、子どもへの伝え方やタイミングまで教えてくれる非常に頼りになる性教育の教科書と言える。
感想
この本を読んで性教育に対するイメージが変わりました。
「性」にまつわることは何となく口に出してはいけないというイメージがありましたが、むしろ子どもには積極的に伝えるべきで、それが結果的に子どもを守り、子どもの自己肯定感をあげることにつながるのだということがこの本を読んでよくわかりました。
ただし、伝え方やタイミングは大事。
本書では、子どもに聞かれた時にどう伝えたら良いかの例や、悪い伝え方の例がきちんと書いてあったので非常に参考になりました。
伝え方ひとつで子どもが自分の性にネガティブな感情をもつようになってしまうというのは目から鱗で、娘がまだ小さいうちに知ることができて本当に良かったです。
娘が2歳の今、私ができる性教育は
・プライベートパーツと【NO】【GO】【TELL】について教えること
・リスニングとタッチングで何でも相談できる親子関係を作ること
の2つ。
最近、娘が「おっぱい」という言葉を覚えたので、おうち性教育を始めるタイミングとしてはベストかなと思っているので、この本を参考に進めていきたいと思います。
最後に、この本をこれから読む方に一つだけアドバイス!
電車の中でこの本を読むのはちょっと難しいです…。
途中まで読みましたが、第3章で断念しました。
家で読むことをおすすめします。笑