『5歳から始める最高の中学受験』を読みました。
またしても小川大介さんの本。
今回も途中から「あれっ?なんで私、娘が1歳なのに中学受験の本を読んでいるんだっけ?」となりました。笑
目次
内容
中学受験のスタートは、一般的に言えば小学3年生の2月。
でも著者は、本書の冒頭で「中学受験のスタートは小学4年生ではない。」と言う。
その理由は、中学受験のための塾が生徒に求めるレベルの高さにある。
例えば「サピックス」という大手塾。
1コマ60分×3教科(4年生コース)の授業をほぼぶっ通しで行う。
休憩は教科の間に5分ずつ設けられているのみ。
塾ではその日に習う単元はその授業内に終わらせるのが鉄則。
そのため、生徒全員が理解するまで「待つ」という発想はない。
多くの親は「塾に通わせれば勉強ができるようにしてもらえる。」と思い込んでいるが、それは大間違い。
入塾前に勉強に取り組むための基本姿勢を身に付けておくことは、中学受験のための塾では「当たり前」の基準なのである。
では、小学3年生の2月からスムーズに塾の授業についていけるようにするためには、どのように子どもを育てたら良いのか?
本書では
・学びにつなげる親のかかわり方
・高学年でグンと伸びる「タイプ別」学習法
・勉強嫌いにさせないコツ
・頭のいい子が育つ環境づくり
といった内容を紹介している。
感想
正直、期待していた内容とは違いました。
私としては、5歳前後の幼少期からできる取り組み、主に遊びを通して地頭を鍛えられるような取り組みをたっぷり紹介してくれている本だと思っていたのですが…。
タイトルに「5歳から始める~」とはあるものの、幼少期の遊びを通した学びについて書かれているのは2章の「どんなことでも学びにつなげる親のかかわり」だけ。
ちょっと物足りないと私は感じてしまいました。
著者としては、幼少期の取り組みについては『頭がいい子の家のリビングには必ず「辞書」「地図」「図鑑」がある』にすべて書いたぞ!ってことなのかもしれません。
本書の4章は「最初が肝心!勉強嫌いにさせないコツ!」というタイトルで、3歳から6歳までの目標家庭学習時間とその内容、身に付けておきたい力の解説がありました。
例えば3歳なら、朝7時~8時の間の5分間、ぬり絵やひらがな・カタカナを読む、数え上げ、ことば絵じてんを読む、絵本を親子で読む、幼児向け英語ソングを聞く・歌うといった内容。
「なるほどなー。」と思いながら読みました。
勉強と言えるような内容のものも入ってはいますが、ほとんどは遊びの延長にあるものでよい、と言うことのようです。
この内容を見てちょっと安心しました。
幼児向け英語ソングを聞く、なんて既に今もやっていることだし…。
小川大介さんの本を読んでいて、自分の中にある、「思い」というか「考え」に気づきました。
私は恐らく積極的に早期教育をしたいタイプではない。
『かしこい子に育てる~』とか、『頭の良い子に育つ~』とかいう本を読み漁ってはいるけれど、子どもが小さいうちから、いわゆる「お勉強」をさせたいわけではないようです。
むしろ、「遊びを通して賢くなって欲しい。」という思いがあるから、こういった本を読み漁っているみたいです。
早期教育の中にも、遊びの延長に学びがあるようなものももちろんあるけれど…。
「折り紙にこんな知育効果があるんだ!」とか、「外遊びにはこんな効果があるんだ!」とか、「好きで図鑑を読んでいたら自然と賢くなるんだ!」とか、子どもが楽しんでやっていたことが結果的に脳を鍛えることにつながった、っていう情報をたくさん求めているようです。
だから、ドッツカードとかフラッシュカードのような、親主導で行わなければならないものに興味がわかないのか、と納得。
(子どもは楽しんでやるみたいですけど。)
恐らく私自身が勉強に時間をかけた割に結果に結びつかなかったタイプだからかもしれません。
だから、娘にはたっぷり遊んでもらって、遊びで得た経験が勉強に活きるような体験をたくさんさせてあげたいのかも。
Worldwide Kidsも、そういう思いがあって受講を決めたのかもしれません。
英語が勉強になる前に、遊びながら習得してほしいから。
遊びとして始めれば、娘が興味を持ってくれなくても諦めがつくし。笑
小川大介さんの本を初め、たくさんの本を読んで、少しずつ自分の子育て方針?みたいなものがわかってきました。
もう少し突き詰められるよう、引き続き多くの本を読んで学んでいこうと思います。