図鑑にはまっている私。
今回は『頭がいい子の家のリビングには必ず「辞書」「地図」「図鑑」がある』を読みました。
著者は中学受験専門のプロ個別指導教室SS-1代表の小川大介さん。
この本は「辞書」「地図」「図鑑」の選び方も使い方も具体的ですごくわかりやすい!
読んだらすぐに取り入れたくなる方法ばかりでした。
目次
内容
子どもが頭のいい子に育つかどうかは「何をするか」以上に「どんな環境に身を置くか。」が重要。
その環境を叶えるためのツールとして、「辞書」「地図」「図鑑」が必須アイテムだというのが著者の考え。
ただし、これらを購入して子ども部屋に置けば完璧!というわけではない。
まず、「辞書」「地図」「図鑑」を置く場所はリビング。
それも、なるべくテレビの近く。
高さは子どもの目線。
そして、子どもにこれらを手に取らせるには親の働きかけが重要。
いかにも「勉強」といった感じで子どもに読み聞かせるのはNG。
子どもの様子を見てきっかけをつかみ、会話の中でこれらを活用する。
子どもが「読んで!」と図鑑を持ってきた場合も、紙面の隅々まで一字一句読み聞かせる必要はない。
子どもが興味を持ったところだけを一緒に見ればよい。
こうして環境を整えてあげれば、やがて子どもは自然と「辞書」「地図」「図鑑」を自ら手に取るようになり、遊びながら多様な知識が身についていく。
本書では
・「辞書」「地図」「図鑑」をリビングに置く理由
・それぞれの活用方法と、3つを融合した活用方法
・「辞書」「地図」「図鑑」の選び方
・親から子どもへの声かけ方法
が、具体例を用いてわかりやすく解説されている。
感想
・「辞書」「地図」「図鑑」が必須アイテムである理由
・「辞書」「地図」「図鑑」の選び方
・「辞書」「地図」「図鑑」の活用方法
・「辞書」「地図」「図鑑」へ子どもを誘導する親の声かけの仕方
すべての説明が具体的でわかりやすい良書でした。
特に、1つの話題から3つのツールに派生させていく親の声かけ方法の例は圧巻!!
読みながら、本書の方法を早く取り入れたくて、うずうずしてくるほどでした。
本書を読んで私の心にぐっときた言葉がいくつかあります。
①日頃からの知識の収集が地頭の土台となる。
②3つのツールをぐるぐる使い回していくことで、子どもの地頭が耕されていく。
②子どもは、出会いたい知識に出会いたい瞬間に出会わせてあげれば、知識を勝手に吸収して賢くなっていく。
どれも同じようなことを言っている言葉です。
これらの言葉がなぜ心にぐっときたかと言うと、「勉強として新しいことを吸収しようとすると、下地ができていないから頭に入ってこないんだ。辞書・地図・図鑑を使って日頃から興味の赴くままに情報に触れていれば、脳はふかふかに耕されているから、学校で習ったことでもすっと頭に入って来るんだ!」と気づいたからです。
もうこれは、「辞書」「地図」「図鑑」を用意しない手はないなと、本書を読みながら深く頷いてしまいました。
本書には、著者がおすすめする「辞書」「地図」「図鑑」がたっぷり掲載されています。
しかも、「地図」と「図鑑」に関してはカラー印刷!!
とても見やすく、「これ買いたいな!」と思うものがたくさん出てきます。
私は子ども向けの「地図」と「辞書」に馴染みがなかったので、とても参考になりました。
図鑑は買う前に子どもと図書館に行って興味を探ると良いと書いてあったので、さっそく娘と図書館へ。
まだ1歳2ヶ月なので「これだ!」というものは残念ながら見つけられませんでしたが、図書館には本屋さんでは見ないようなジャンルの図鑑がたくさんありました。
料理とか音楽とか!!
図書館で私が一番気になったのは『よのなかの図鑑』。
「消防士はなぜ厚着なのか(何を着ているのか?)」とか、テレビ局の様子とか、大人の私も知らないことがたくさん。
普通に読み物として楽しめる内容の図鑑でした。
本書を読んで私の図鑑熱はさらにヒートアップ。
そこに地図と辞書も加わってしまいました。笑
「今度、本屋さんに行ったらこれを買おう。」「娘が何歳になったらこれを買おう。」と妄想が止まりません。
狭い我が家のリビングが図鑑と地図と地球儀と辞書で埋もれる日も近そうです。