またしても図鑑ネタの本です。
『親子で楽しむ!頭がいい子の図鑑の読み方・使い方』を読みました。
この本はちょっとお勉強要素が強いかなという印象。
家に本棚で眠っている図鑑がある…という方に特におすすめの本です。
目次
内容
子どもを勉強好きにするには「芋づる式勉強」が効果的。
芋づる式勉強とは、何かひとつのことをきっかけに、興味の赴くまま、次々と関連する知識を身につけ、情報を広げていくことができる勉強法。
図鑑はこの芋づる式勉強を手助けしてくれる最適なツールである。
図鑑に親しんでいるうちに、「広くて深い知識」+「考える力」が身につき、頭のよい子が育つ、というのが著者の考え。
図鑑で身につく「力」は大きく分けて5つ。
①ひらがな・カタカナの読み書きができる
②漢字の読み書きができる
③文章読解力と文章表現力がつく
④探求心が芽生える
⑤数字と単位に強くなる
また、自主的に蓄えた知識によって自分に自信がつき、何事にも前向きに取り組む心も育つ。
しかし、せっかく図鑑を用意したものの、子どもがまったく図鑑を手に取らないということもある。
本書ではそんな状態の図鑑を活用する方法が豊富に紹介されている。
例えば、
・付箋やマーカー、シールなどを使ってマイ図鑑を作る方法。
・図鑑の情報をもとにクイズやカルタを作って子どもと楽しむ方法。
・夏休みの宿題などで出る自由研究での図鑑活用方法。
など。
これから子どもに図鑑を買い与えようと考えている家庭はもちろん、既に図鑑を持っているけれど活用できていないという家庭にとっても役立つ情報が豊富な本である。
感想
図鑑を使った斬新な遊び方や使い方が多数紹介されており、図鑑を買ったけど活用できていないという時に役立つ方法が満載の本でした。
ただ、内容的には4歳くらいから小学生を対象とした例が多いので、娘に活かせるのはもう少し先かなという印象。
今までに読んだ図鑑関連の本よりも、少しお勉強を意識した活用例が多い内容でした。
すぐには取り入れられなさそうだけれど、個人的に特に参考になったのが、図鑑を使って自由研究を行う場合の例。
ただ図鑑を書き写すのではなく、子どもに自分なりのテーマを考えさせるところからスタートする方法を紹介しているので、「毎年、子どもの夏休みの自由研究で頭を抱えてしまう…。」という親御さんは参考になると思います。
もう一つ、読んでいて私が参考になったのが、本書に掲載されている「うちの子、図鑑活用法」というコラム。
図鑑を与えたことでお子さんに生じた変化や、各家庭の図鑑活用法が紹介されているのですが、これがすごい!!
仮装して恐竜になりきった写真を貼り付けたオリジナル図鑑や恐竜をテーマにした詩集を作成した男の子の話や、図鑑が本棚で眠っていたので思いきってカッターで1ページずつばらばらにして壁に貼り付けたらお子さんがそれを読んで知識が増えたという話など、想像を超えた活用法が満載。
ただ図鑑を読むだけでなく、図鑑の情報をもとに自分で何かを作ることで想像力が育ち、かつ知識もつく。
ぜひ真似したいものばかりでした。
これから図鑑をたくさん揃えていこうと考えているので、マイ図鑑などすぐに取り入れられるものは試してみようと思います。
図鑑にどんどん印をつけて、我が家オリジナルの図鑑が出来上がる日が楽しみです!!