Newsweek『0歳からの教育 学ぶ力の伸ばし方 学習編』を読んでみました。
内容は赤ちゃんの発達や心の成長、健康、子育て、学習と5つの章に分かれています。
「0歳からの~」というタイトルですが、内容的には1歳、2歳ぐらいの小さいお子さんを持つ親にとっても参考になる内容になっていました。
薄めの雑誌ではありますが、内容がボリューミー。
私が特に参考になった部分を紹介します。
目次
①親子で楽しむ絵本が知能の発達を促す
絵本の選び方って難しくないですか?
娘に絵本をたくさん読んであげたいと思って本屋さんや図書館に行くけれど、大量の絵本を前にすると、どれがいいのか全くわからない。
結局なにも買ったり借りたりせずに帰宅・・・ということが私は結構あります。
特に0歳児向けの絵本はストーリーがないものが多いんですよね。
読み聞かせる側にとって、読んでいてあまりおもしろくない。
それでも娘が喜ぶなら・・・と読んでみるけれど、我が家の娘は興味薄。
『しろくまちゃんのほっとけーき』のように、多少なりともストーリーがないと、膝に乗せて絵本を読んでも全く違う方を見ていたりします。
本書では0歳児向けの読み聞かせにはキャラクターに名前が付いた絵本に大きな期待ができると書いてあります。
キャラクターに名前がついていなければ、読み聞かせをするときに名前を付けるといいそうです。
②テクノロジーとの上手な付き合い方は
「子供にはテレビやスマホ、タブレットなどをあまり見せてはいけない。」って言われますよね。
私もその情報を信じて、娘にはあまりテレビやスマホを見せないようにしていました。
でも、テレビもスマホも私たち親の生活にとっては欠かせないもの。
全く見せないなんて無理がありますよね。
本書では、「画面の視聴を絶対に認めないことは時代遅れなだけではない。子供の未来にテクノロジーが果たす重要な役割を無視している。」と書かれています。
大切なことは節度を保つこと。
テレビの前に子供を座らせて何時間も放置したり、常にテレビをつけっぱなしにするのはやはり望ましくないそうです。
絵本を読み聞かせるときと同じように、子供が画面上のことと現実世界の関係を理解しているかどうかを見守ることが大切だそうです。
③幼児英語のコツは歌と遊びと楽しい時間
言葉を話せない赤ちゃんに英語教育を行うことは賛否両論ありますよね。
最近だと
・母国語を習得する前に外国語を教えると母国語の習得に悪影響
・早期教育は意味がない
・英語はコミュニケーション手段だから習得するだけでは無意味
などなど。
ですが、幼いうちから英語に親しませるのは決して無意味ではないそうです。
本書では「英語の中でも文法のルールや発音の仕方などのようにコツを身に付ける必要のある学習は、むしろ幼いとき時から始めるべきだ」と書いてあります。
では、どのように子供に英語を学ばせればいいのか?
答えは「楽しくなければいけない」とのこと。
子供向けの英語の歌を親子で歌ったり、踊ったりするのは効果的だそうです。
また、英語の絵本もいいそうです。
親が英語を読むのが苦手なら、朗読CD付きの絵本に頼るのもOK。
子供向けの英語教材によくある英語ビデオは親も一緒になって歌うなどの働きかけが重要だそうです。
④自分で読書ができても読み聞かせは続けて
子供が本を自分で読めるようになると、親は読み聞かせをやめる人が多いですよね。
でも、子供が自分で本を読めるようになっても読み聞かせは続けた方がいいそうです。
親子の楽しい読書体験を味わった子供たちは、生涯ずっと読書を愛するようになるとのこと。
しかも、多くの子供は親が読み聞かせをしてくれなくなったことを寂しいと感じているそうです。
これは驚きですよね。
娘にはながーく読み聞かせの機会をもつようにしようと思いました。
⑤まとめ
ことばの発達や食物アレルギーについてなど、上にあげた以外にも役立つ内容はたくさんあったのですが、長くなってしまうので4つにとどめました。
私の一番の悩み「赤ちゃんの睡眠」に関する記事もありました。
やっぱり睡眠にも個性があるようですね。
娘はあまり寝ない子・・・というのは私が受け入れないといけない事実のようです。
育児における情報はころころ変わるので、数年前に書かれた本を読むと「産院で聞いた情報と違うなー」ということが結構あります。
本書は最新の研究結果をもとに書かれているようなので、育児で気になることなどある方は読んでみてはいかがでしょうか?