マネバナナ

アーリーリタイアを夢見るアラフォーママが好きなことを好きなように書いています

副業しながら75歳まで働くライフプラン?その先に何が待っているというの?

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私はAFPの資格を持っています。

決して安くない年会費を払う代わりに、日本FP協会から毎月冊子が自宅に送られてきます。

その名もFPジャーナル。


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ほぼ毎月、たいして読まずにゴミ箱にポイしてしまうのですが(良い子はちゃんと読んで勉強しないとだめ!)、今月は特集のタイトルが非常に気になる内容でした。

 

そのタイトルとは

人生100年時代を生きるために考えたい75歳まで働くライフプランニング


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アーリーリタイヤが目標で、育休から復帰したくなくて日々もやもやしている私に対して、75歳まで働くライフプランを相談者に提案しろだとー!!!

 

なんだか喧嘩を売られた気がしたので、しっかりと最後まで読んでみました。

 

目次

 

そもそも、なぜ75歳まで働かないといけないのか?

 

 

理由は、医学的・老年学的見地から、「高齢者は75歳以降であり、74歳までは準高齢者」と定義する提言が出ているからだそうです。

簡単に言うと、「74歳までは高齢者じゃないよ!リタイアするなんて早い!心身ともに健康なんだから社会のために働きなさい!」ってことです。

 

〈医学的・老年学的見地からみた高齢者に関する定義〉

65歳~74歳 準高齢者

75歳~89歳 高齢者

90歳~   超高齢者

 

いまだ会社員人生の一区切りとなる「定年」を60歳とする会社が多いですが、64歳までは高齢者にかすりもしないんですね。

 

高齢者を75歳以上と定義する理由は

・10~20年前と比べて、65~74歳の人では心身の健康が保たれ、活発な社会活動が可能な人が大多数を占めている。

・健康寿命が年々長くなっており、70代なかばから自立度が徐々に低下する。

という2点があげられるそうです。

 

こうした見解から、70代前半は社会を支える存在と考えるのが適切で、社会のためにまだまだ働けーということらしいです。

 

75歳まで働くための30代夫婦のライフプラン

 

特集の第2部には60代夫婦、50代シングル女性、40代夫婦、30代夫婦に対する75歳まで働くための人生プランの提案内容が掲載されていました。

 

全部読みましたが、私は30代なので、一番気になるのは30代夫婦に対する提案。

タイトルは「公的年金の支給開始引き上げも想定。40代で資格を取得し、収入増をはかる。」となっています。

 

〈設定〉

35歳の共働き夫婦

世帯年収は800万(夫500万/妻300万)

長男5歳

現在の貯蓄200万

現在の生活費586万(住居費含む)

持ち家(住宅ローンは68歳で完済予定)

 

〈30代のライフプランにおいて想定しておくべきこと〉

・公的年金の支給開始年齢は引き上げられる可能性が高い。

30代の相談者には70歳支給開始を前提とする試算も提示するべき。

・人口減少のほか、人生100年時代で給付期間も長くなることから支給額も抑えられる可能性が高い。

・定年は65歳、65~70歳まで雇用延長や再雇用で働けるようになる可能性がある。

ただし、会社側の賃金水準の見直しにより賃金のピークが早くなったり、退職金が半減する可能性が考えられる。(50代から収入が下がる可能性もある)

 

〈提案内容の概要〉

今の収入を維持した状態で夫婦とも65歳まで働いたとしても、75歳で貯蓄が0になる!


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スキルを身に付け、複数の職業を同時並行でこなすポートフォリオ型のワーキングスタイルを築くことを提案。

夫が40歳で資格を取得し、41歳から副業を開始。

75歳まで本業を続けたうえで副業も行えば100歳時点でも約420万円の金融資産を維持できる。(妻は70歳まで働く想定。)


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副業しながら75歳まで働くなんて嫌!!

 

正直、副業をしながら本業で70歳まで働き、75歳まで副業で収入を得続けても100歳時点で420万円しか金融資産が残らないのか…という印象です。

「100歳まで生きられるかわからないので420万円も資産が残っている必要ないでしょ。」と思う反面、ちょっとでも想定外のことが起きたら、100歳になる前に生活が破たんする可能性があるってことですよね。

この試算は物価上昇率が0%とされていますし、住宅のリフォームや医療・介護費は計上されていませんから。 

 

しかも、子ども1人の想定。

これを見たら、今の若い人たちはますます子供を産まなくなりそうですよね。

というか、2人目、3人目が欲しいと思っても、恐ろしくて産めません。

 

資格取得のアドバイスも気になるところ。

「AIに仕事を奪われる!!」とか言われている時代なのに、「資格をとってどうにかなるの?」って感じです。

資格をとるなら、AIに負けずに生き残れる資格はなにかしっかり考えなければ。

 

資格取得よりも、藤原和博氏が提唱しているような、キャリアの掛け合わせで100万分の1の存在になる方が大切だと私は思います。

 

10年後、君に仕事はあるのか?―――未来を生きるための「雇われる力」

10年後、君に仕事はあるのか?―――未来を生きるための「雇われる力」

 

 

 

私は今、30代の中間地点にいます。

このライフプラン通りにいくと、今まで生きてきた年数よりも長く、これからも働き続けないといけないことになります。

もう、うんざりです。

 

75歳でやっと仕事から解放される頃には体が思うように動かなくなり、行きたいところに行けず、したいこともできず、お迎えが来るのを待つ日々・・・。

行きたいところどころか、下手したらトイレにだって一人で行けなくなる日が差し迫っているかもしれないのに…。

 

働いて働いて働いて、それでも贅沢もできないまま終わりを迎える私の人生。

こんな人生は絶対に嫌だ!!

そんな終わりを迎える私の人生を娘に見せたくない!!

と改めて思いました。

 

打開策として

①お金にもしっかり働いてもらう!!(投資を継続)

②楽しくお金を稼ぐ方法を身につける!!

 

お金のために自分の大切な時間を会社に捧げて生きていくのは嫌です。

どうしても働かなければいけないのならば、「お金のため」ではなく、「やりたいからやる。その結果、収入も得られる。」

そんな方法を模索したいです。

 

そのためにも、「やりたい!」と思ったことに対して、自分の心に正直に生きるようにしたいと思います。

 

FPジャーナルよ、悲惨な未来を見せてくれてありがとう!

ライフプランのような人生にならないよう、私がんばるわ!

 

 

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