マネバナナ

アーリーリタイアを夢見るアラフォーママが好きなことを好きなように書いています

弟が85歳男性の運転する車にぶつけられました。運転免許証に年齢の上限が設けられることを心から望みます。


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弟が車を運転中に、85歳の男性に車をぶつけられました。

相手の方は事故後のことも話し合えないような方で、認知症ぽかったそうです。

 

ゴールデンウィーク中で病院がお休みのため医師の診察を受けていませんが、とりあえず弟の命は無事です。

ですが、事故後の弟の車の写真を見ると、弟が無事であることが不思議なくらい車が変形していました。

(弟の車なので写真を載せることは控えます。)

まさか身内が高齢ドライバーの事故に巻き込まれるとは…。

高齢ドライバーについて私が思うことをつづります。

 

 

目次

 

報道されないだけで毎日どこかで高齢ドライバーの事故は起きている

 

弟から事故の状況は詳しく聞けていませんが、車の写真を見た感じでは、運転席側(右ハンドル)の損傷が激しいです。

車の前側は完全に変形しています。

バンパーとライトは破壊され、ボンネットは歪んで浮き上がっています。

父曰く、全損に値するだろうとのことです。

 

運転席は無事でした。

だから、弟は打ち身程度で済んだのでしょう。

でも、ぶつかった位置がもう少し後ろだったらどうなっていたかわかりません。

 

弟夫婦には今年の9月に第一子が産まれる予定です。

現在妊娠中の義妹は車に同乗しておりませんでした。

まさに不幸中の幸い。

 

でも、「もしも…」を考えると怖いことばかりです。

・義妹が車に同乗していて、義妹やお腹の赤ちゃんが亡くなっていたら?

・弟が万が一死亡していたら?

・自分のことも自分でできないような重い障害が弟に生じていたら?

と、考え出したらきりがありません。

 

産まれてくる赤ちゃんを心待ちにする幸せいっぱいの夫婦が一瞬で地獄に突き落とされるところでした。

 

高齢ドライバーによる死亡事故は4月19日に池袋で起きたばかり。

あの事故のニュースを見て、今回運転していた男性や、そのご家族は何も思わなかったのでしょうか?

 

世間は10連休まっただ中。

どのような事情で車を運転していたのかわかりませんが、85歳の男性がご自分で車を運転しなくても、ご家族が車を出してあげることはできたのではないかと私は思うのです。

 

人が亡くなっていないから報道されないだけで、高齢ドライバーの事故は毎日のようにどこかで起きています。

自分や自分の家族は絶対に事故を起こさないなんてこと、ありえないのに。

もっと自分事として高齢ドライバーの問題について考えて欲しいなと思います。

 

免許証の自主返納は家族にとって頭の痛い問題

 

加害者の方とその家族を非難するようなことを書いてしまいましたが、高齢ドライバーの問題は私にとっても他人事ではありません。

 

私の父は今年で70歳になります。

自営業なので、免許返納=引退です。

頭の固い人間なので、自ら免許証を返納するタイプではないです。

 

高齢ドライバーの事故のニュースを見るたびに、父親にいつまで運転させるべきか本当に悩みます。

個人的には75歳ぐらいになってくると、事故が増え始めるイメージがあります。

  

でも、自主返納させる前に事故を起こしてしまったら?

誰かの人生を奪ってしまったら?

 

私を含め、兄弟は全員結婚して実家から離れて暮らしているので、父の運転の異常に気付くのが遅れる可能性があるのも不安です。

 

免許証返納は自主性ではなく義務化を

我が家のように、親に何歳まで運転させるべきか悩んでいるご家族も多いのではないでしょうか?

ドライバーの身体能力も、ドライバー本人や周りの家族の考え方も人それぞれ。

だから、自主返納というやり方はどうなんだろう…と私は思います。

 

本人(家族)は大丈夫だと思っているから運転する(させる)

         ↓

実際は大丈夫ではないから事故を起こす

         ↓

事故を起こして初めて自分(家族)は大丈夫でなかったことに気づく

 

それでは遅すぎます!

その事故に巻き込まれた方の人生はどうなるのでしょうか?

「運が悪かったね。」で終わりですか?

そんなのおかしいです。

 

地方に住んでいるお年寄りから運転免許証を奪ったら、生活できなくなるとニュースで専門家の方が話しているのをよく聞きます。

私は公共交通機関が発達した地域に住んでいるので、地方に住んでいるお年寄りの生活に車が欠かせないという事実を理解してあげられていないかもしれません。

 

ですが、免許証の返納を自主性にしていたら、高齢ドライバーの事故は増え続ける一方だと思うのです。

お年寄りのためを思って運転を許していたがために、本人が亡くなることだってあります。

なにより、関係ない人たちが事故に巻き込まれて命を落とすことに深い憤りを感じます。

 

公共交通機関の整備や自動運転車の開発・普及で問題は解決するとか言われていますが、それは何年後の話ですか?

今すぐ実現できるのですか?

公共交通機関が整備されたところで、高齢者は利用してくださるのですか?

自動運転車が開発・普及したとして、年金生活の高齢者はその車を購入してくださるのですか?

それとも、国が高齢者にプレゼントなさるのですか?

 

結局、問題は解決しない気がします。

それよりも、一日も早く運転免許証の年齢に上限を設けて欲しいなと私は思います。

 

 

免許更新の場で私が見た恐ろしい光景

 

ちなみに、わたしは免許証更新の場で恐ろしい光景を見たことがあります。

3~4年ほど前、まだ私が埼玉県川口市に住んでいたころの話です。

私が住んでいた場所は高齢者が多い地域でした。

 

手続きを待っていると、おじいさんが視力検査を受け始めました。

そのおじいさん、目が良く見えていないようなのです。

それなのに、視力検査を担当していた女性は「〇〇さん、もっとよーく見て!」と言って、結局、上下左右すべて言わせてしまい、そのまま視力検査は通過していました・・・。

後ろで見ていた私「えーーーーーーーー!!!!通すの????」と心の中で絶叫してしまいました。

 

その出来事以外にも、「それってどーなの?」と思う出来事が…。

免許更新に訪れた若い人たちには書類の書き方や手続きの流れを係りの人が早口で説明して終わりなのに、おじいちゃん・おばあちゃんには手続きの流れから書類の書き方まで、すべて手取り足取り丁寧に説明していました。

 

そうしないと手続きが進まないからだと思いますが、車の運転は瞬間的に判断することの連続ですよね。

手取り足取りすべてを説明しないとわからないほど理解力が落ちているご老人に免許の更新を許すのはどうなの?と違和感しか感じませんでした。

 

このような光景を見てしまったので、75歳以上の方の免許更新時に行われている認知機能検査がどこまで厳密に行われているのか疑ってしまいます。

 

まとめ

交通事故の原因は高齢者ばかりではありません。

でも、高齢ドライバーの事故が問題になっているのは事実。

高齢ドライバーの事故に巻き込まれて命を落とす人、悲しみにくれる残された家族がこれ以上増えませんように。

一日も早く運転免許証に年齢の上限が設けられることを望みます。

 

 

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