先日、出産前最後の歯医者さんに行ってきました。
そこで、院長先生から「すくすく歯日記」というものをもらいました。
子どもの歯を守るための健康管理ツールです。
我が家はまだ産まれていないので少し先の話ですが、早ければ半年後ぐらいには赤ちゃんに歯が生え始めていることになります。
妊娠中にいい歯医者さんに出会って、自分のお口の状況と向き合うことができたので、子どもの歯への関心が妊娠前から高まって良かったなと思っています。
健康な歯は一生の財産になるので、後から「ああしておけば…」となるのはもったいないですからね。
乳歯は生後6ヶ月頃から生え始め、2歳半ばごろに全部で20本生えそろいます。
乳歯には以下の4つの働きがあるそうです。
乳歯のはたらき
①食べ物をかむ
②発音を助ける
③顔の形を整え顎の発育を助ける
④永久歯が正しい位置に生えてくる目印になる
乳歯は抜けてしまうので、永久歯の方が大切なイメージが私の中にはあったのですが、乳歯って4つも役割があったんですね。
ちなみに、赤ちゃんの乳歯や永久歯はお腹にいる時から準備されているそうです。
乳歯は妊娠6週頃からでき始め、永久歯は妊娠4ヶ月頃からでき始めているとのこと。
私のお腹にいる赤ちゃんのお口にも、既に歯が生える準備がされているんですね。
そんな大切な乳歯も当然ながらむし歯になります!
むし歯の原因
①歯の質
②むし歯菌
③糖
①~③が合わさって、さらに④時間がたつとむし歯になります。
ちなみに、歯の生え始めが一番むし歯になりやすいそうです。
せっかく生えてきたかわいい歯がむし歯に侵されては大変です!
でも、生後6ヶ月の赤ちゃんをむし歯から守るにはどうしたらいいかいいのでしょうか?
わが子の歯をむし歯から守る5つの対策
①感染を防ぐ
生まれたての赤ちゃんのお口にはむし歯菌はいないというのは有名ですよね。
大人と同じ食器を使ったり、ちゅーをしたりすると大人のむし菌が赤ちゃんに感染してしまいます。
特に感染しやすい時期が生後19ヶ月(1歳半過ぎ)~36ヶ月(3歳)なのだそうです。
わかっていても、離乳食が始まればむし歯菌の感染を完全に防ぐのは難しそう…。
そこで大切になるのが、周りの大人が自分のお口の中を清潔に保つこと!
赤ちゃんと接する大人がお口の中を清潔に保ち、むし歯菌がいない状態であれば赤ちゃんにも感染しないのだそうです。
プラーク(歯垢)にはむし歯菌がすみ着くので、むし歯になりやすくなるそうです。
赤ちゃんといえど、しっかり歯磨きをしてプラークを取り除くことが必要です。
赤ちゃん用の歯ブラシはヘッドが小さく、毛足が短いもの。
そして、毛の固さは「やややわらか」がいいそうです。
子どもが自分で歯磨きをするようになったら、歯ブラシは子ども用と仕上げ歯磨き用
に分けて大人が仕上げの歯磨きをしてあげましょう。
昔、NHKの『おかあさんといっしょ』で仕上げの歯磨きコーナーがあったのを思い出しました。
私も仕上げの歯磨きを親にしてもらっていました。
今も『おかあさんといっしょ』の仕上げの歯磨きコーナーはあるのかな?
③食べ物に気をつける
むし歯菌が感染、定着しやすい3歳ごろまでは食べ物に気を付けた方がいいそうです。
歯にいいおやつは
・チーズや季節のお野菜など口の中を酸性にしない食べ物
・ヨーグルトやゼリーなど口の中にとどまりにくい食べ物
・りんごやスルメといったよくかむおやつ
・パンやおにぎりなど食事を補うおやつ
・お茶やお水といった歯にやさしい飲み物
逆にお砂糖がたくさん入っていたり、口の中にとどまりやすいおやつは良くないということですね。
④歯を強くする
歯の表面のエナメル質は酸があるとカルシウムとリンが溶け出してしまうそうです。
そこで重要な役割を果たすのが唾液とフッ化物なんだそうです。
市の母親学級で、赤ちゃんに歯が生え始めたら定期的に歯医者さんに連れて行って、フッ素を塗ってもらうといいと言ってました。
⑤食べる時間に気をつける
「だらだら食べ」を続けていると、お口の中が常に酸性になるためむし歯になりやすくなるそうです。
夜寝る前の歯磨きを怠ったり、ミルクやジュース、母乳を夜間に飲むこともよくないようです。
以上がむし歯から守る5つの対策方法です。
むし歯になってから歯医者さんに連れていくと、子どもは歯医者さんを怖がって余計に通うのが大変になると思います。
日頃から親である私たちが、まずは定期的に歯医者さんに通い、子どもに歯医者さんは怖くない場所だと教えてあげるのが効果的な気がします。
私自身、まだ子育てしていないので偉そうなことは言えませんが…。
あと、市の母親学級で、子どもが学校で受ける歯科検診は信用してはいけないと言っていました。
見落としがあるので、きちんと歯医者さんで見てもらった方がいいそうです。
出産後は赤ちゃんのお世話で歯医者さんどころではなくなる気がします。
妊娠中、できれば妊娠前に信頼できる歯医者さんを見つけておくと安心ではないでしょうか?
歯の治療は悪化すればするほど体と心、そしてお財布が痛むのを、私は母親を見て学習済みです。
自分はもちろん、子どものためにも、少しでも早いうちから健康診断のように定期的に歯科検診を受けることをお勧めします。