マネバナナ

アーリーリタイアを夢見るアラフォーママが好きなことを好きなように書いています

入りすぎも足りなすぎもダメ!保険を見直す際のポイントとは?~その1 基礎編~

「結婚したら、子供が産まれたら保険を見直しましょう。」

よく聞く保険の勧誘文句です。

先日、我が家に夫が加入している保険会社から「保障内容のお知らせ」が届き、同じようなことが書いてありました。

そろそろ保険会社から控除証明書が届き始める時期なので、同じような案内が加入している保険会社から届く頃ではないでしょうか?

 

家族構成やご家庭の収支の状況が変わったら保険を見直すべきだと私も思います。

ただ、一般の人は保険の仕組みをわかっていない人がほとんどです。

 

「保険のことはわからない。でも見直しはしたい…。」となると、保険会社に連絡をしたり、保険代理店に足を運ぶのが一般的です。

でも、事前準備をせずに保険会社や保険代理店の営業の方にすべて丸投げするのはおすすめしません。

事前準備をせずに相談すると、提案されるままに加入して、あとで

・保険料を払えない…

・保障を増やしたい…

・結局どんな保険に入ったのかわからない…

ということになりかねないからです。

私は保険会社で働いていますが、実際にこういったご相談がとても多いです。

 

そこで、今回は保険を見直す際のポイントをお伝えします。

保険は大きくわけて死亡保障と医療保障の2つに分かれます。

(※損害保険は今回の説明には含めません。)

生命保険と医療保険のすべてを1回で説明するのは大変なので、今回は大まかな保険を見直す際のポイントを伝える~その1 基礎編~です。

 

保険を見直す際のポイント

保険を見直す際にまず考えなければいけないポイントは3つです。

①保障の目的(何が不安なのか?)

②保障期間(いつまで保障があればいいのか?)

③保障額(いくら必要か?)

 

①保障の目的(何が不安なのか?)

もっと詳しく言うと、「誰が」「どうなった時の」「何が」不安なのかを考えることです。

例えば、

◆「夫が亡くなった時の子供と自分のその後の生活費が」不安

→生命保険

亡くなった時の保障は生命保険です。

生命保険は大きく分けて定期保険養老保険終身保険の3つあります。

 

◆「妻が病気になった時の医療費が」不安

医療保険

医療保険は入院や手術をした時の保障です。

最近は生活習慣病での入院や手術の保障を手厚くした保険が多いです。

医療保険の多くは掛け捨てが多いですが、保険を使わなかったら保険料が戻ってくるタイプのものもあります。

 

◆「自分ががんになった時の治療費が」不安

がん保険

がんの治療に特化した保険です。

タイプは2つあります。

「がんで入院したらいくら」「手術を受けたらいくら」といった医療保険に似た形のがん保険と、「がんになったらいくら」という一時金タイプがあります。

また、最近は一時金タイプで「3大疾病タイプ」や「7大疾病タイプ」のものもあります。

 

②保障期間(いつまで保障があればいいのか?)

保険を考えるうえで次に重要になるのが保障期間です。

ここは「保険に入る目的」と「ご家族の状況や考え方」によって変わる重要なポイントです。

 

◆「夫が亡くなった時の子供と自分のその後の生活費が」不安

いつまで?

・子供が独立するまで。

・子供が中学生になれば妻がフルタイムで働けるので、子供が小学校を卒業するまで。

・妻が死ぬまで。

 

◆「妻が病気になった時の医療費が」不安

いつまで?

・年をとるほど病気のリスクが高くなるから、死ぬまで保障はあった方がいい。

・高齢になると公的医療保険によって医療費の自己負担が軽くなるから70歳まで保障があればいい。

・ある程度資産ができたら保険は必要なくなると思っているから50歳まで保障があればいい。

 

◆「自分ががんになった時の治療費が」不安

いつまで?

・リタイア後にがんになったら困るから、がんの保障は死ぬまで欲しい。

・将来的にがんも治せる時代が来るだろうから60歳まで保障があれば十分。

・子供が独立するまでにがんになると子供の教育費の準備ができないので、子供が独立するまで保障が欲しい。

 

③保障額(いくら必要か?)

保障額も「ご家族の状況や考え方」によって変わります。

たまに、同じ内容の保障の保険に複数入っていたり、とりあえず保険に入ることで安心感を得たいからと保障内容が最小のものに入られている方がいます。

人それぞれ考え方はあると思いますが、保険は入りすぎも足りなすぎも良いとは言えません。

保険は万が一のことが起きてしまった時のものなので、たくさん入っても保険料が無駄になるだけです。

逆に「保障はなんでもいいから保険料が一番安いもので」と言って保険に加入するなら、そもそも加入する必要はないと思います。

保障額を考えるのには根拠が必要です。

この根拠の部分はご家庭の状況によるので、保険会社や保険代理店の営業の方に丸投げできません。

公的制度、家庭の資産状況なども含めて考えなくてはならないのです。

 

 

 

今回は保険を見直す際の3つのポイントについてざっくりと説明しました。

正直、この内容だけでは見直しはできません。

次回以降、生命保険編と医療保険編に分けて詳しく説明していきます!

 

その時も

保険を見直す際のポイント

①保障の目的(何が不安なのか?)

②保障期間(いつまで保障があればいいのか?)

③保障額(いくら必要か?)

 

は必要になります。

しっかり覚えておきましょう!