マネバナナ

好きなことを仕事にしたい30代ワーキングマザーが好きなように書いています

教育資金の準備方法は本当に学資保険がベストなのか?

来月に出産予定日を控え、私たち夫婦は今まで以上にお金の話をしています。

特に私が気になっているのが、児童手当の運用方法。

子供が産まれたら学資保険に入るというのが日本では一般的だと思います。

ですが、私は【赤ちゃんが生まれた=学資保険】とは思っていません。

 

私が【赤ちゃんが生まれた=学資保険】と思わない理由

①教育資金を準備する方法は学資保険だけではないから

②教育資金=大学入学資金とは限らないから

 

私が【赤ちゃんが生まれた=学資保険】と思わない理由①

教育資金の準備といったら学資保険」と思考が固定されてしまっている方が多いように思います。

以前、私は保険の販売をする仕事をしていました。

妊娠中の方や出産を終えられた方のご相談内容といえば学資保険がほとんどでした。

また、ご主人が銀行でお勤めされている友人が出産した際も、「いい学資保険ある?」という相談を受けました。

銀行でされているお仕事の内容にもよりますが、ご主人が銀行に勤めているなら私に相談しなくても、学資保険以外の方法もご存知なのでは?と思ったので驚きでした。

 

学資保険の仕組み

学資保険以外の方法についてお伝えする前に、学資保険の仕組みを説明しておきます。

例えばお子様が産まれてすぐに学資保険に加入したとします。

契約者はお父さん。

毎月の支払額は1万円、これをお子様が15歳になるまで支払うとします。

支払額は1万円×12ヶ月×15年=180万円

180万の支払いに対し、保険会社が運用して18歳で加入者が受け取るお金は200万。

この場合だと返戻率は111%となります。

ただし、これはあくまでも例です。

金利により現在の学資保険の返戻率は107~108%が一般的なようです。

払い込み期間を10年など短くすれば返戻率が115%となる商品もあるようですが、その場合は毎月の支払額を増やすか、満期での受取額を減らすなど加入者に妥協が求められます。

 

学資保険は契約者が払い込み期間中に亡くなった場合、その後の保険料の支払いは免除されます。

ですが、満期で受け取るお金は変わらず受け取れます。

上記の例で言うと、契約者であるお父さんがお子様が5歳の時に亡くなった場合、その後の支払いは免除されますが、お子様が18歳になった時に200万円受け取れるということです。

これが【保険】とつく理由です。

 

 

学資保険以外の教育資金の準備方法とは?

では、学資保険以外にどのような教育資金の準備方法があるのでしょうか?

 

◆低解約返戻金型の終身保険や長期定期保険を使う

 

低解約返戻金型の終身保険や長期定期保険は被保険者が亡くなった場合に保険金が受け取れる死亡保障となります。

例えば、契約者=被保険者=父で1,000万円の保険に入った場合、お父さんが亡くなったら1,000万円を家族が受け取れます。

払い込み期間を15年にしておいて、もしお父さんが健在ならお子様が18歳の時に解約すれば解約返戻金を教育資金にあてることができます。

 

デメリット

・払い込み期間中に解約すると払い込んだ保険料よりも解約返戻金は少なくなります。

・死亡保障が付いているため、学資保険と比較して保険料は高いです。

・学資保険と同じく低金利により返戻率は低下傾向にあります。

・低解約型の場合、終身保険よりも長期定期の方が保険料は安くなりますが、手数料が安いため保険会社及び保険代理店は低解約型長期定期は提案したがりません。また、扱っている保険会社及び代理店自体が少ないです。

 

投資信託や株で運用する

運用の成果によっては学資保険よりも高い利率で運用できます。

リスク許容度や運用期間にもよりますが、ある程度リスクも取れるなら3%程度の運用成果が見込めます。

 

デメリット

・個別株での運用はリスクが高いので初心者は不可。

投資信託の場合は証券会社選び、投資信託選びなど勉強する必要があります。

・運用成果によっては元本割れするリスクがあります。

 

個人向け国債で運用する

購入後、1年経過すれば元本割れしない比較的安全な運用方法です。

積立も可能ですが、当分使う予定のない、まとまった資金がある方がおすすめです。

現在が低金利なので、変動10年型を選ぶといいと思います。

 

デメリット

・購入して1年以内に解約すると元本割れします。

・現在、税引き前の最低金利が0.05%なので、このまま低金利が続く場合は学資保険よりも返戻率が劣ります。

 

◆貯蓄する

言うまでもありませんが、貯蓄も立派な教育資金の準備方法です。

お勤め先に財形貯蓄があれば、通常よりも高い金利でお金を預けられます。

また、財形貯蓄の場合は引き出しが面倒なので、急な出費等で使ってしまう心配もありません。

 

デメリット

普通預金の場合は超低金利なので銀行に預けてもほとんど増えません。

普通預金の場合は自由に引き出しできてしまいます。

 

 

こういった、いろいろな方法があることを知った上で学資保険を選択するのであれば問題ないと思います。

私は決して学資保険が悪いと思っているわけではありません。

保険の機能がついている分、安心できる商品だと思います。

大切なことは、そのご家庭の収支や資産状況全体を考えてお金の配置を考えることだと思います。

 

例えば、

・貯蓄の全然ない家庭が学資保険や低解約返戻金型終身保険に加入するのは勧めません。

ちょっとでも収支が狂った途端、保険料を払えなくなるリスクがあるからです。

解約しても戻ってくるお金は払い込んだ保険料よりも少なくなります。

銀行口座である程度お金を貯めることが最優先だと私は思います。

 

・ある程度まとまったお金を銀行に預けている場合は貯金以外の方法でお金を増やした方がいいと思います。

その場合、どの方法を選ぶにしてもメリットとデメリットをしっかり理解したうえで選択する必要があります。

日本人は貯蓄と保険が大好きなので、安易に保険を選択しがちです。

でも保険にだってリスクとデメリットがあります。

全ての選択肢をテーブルに載せて検討されることをお勧めします。

 

・我が家のように資産のほとんどが投資にまわっている場合はあえて貯蓄を選んだ方がいいかもしれません。

安全資産を持つことも大切です。

 

私が【赤ちゃんが生まれた=学資保険】と思わない理由②

学資保険は「日本の大学に進学する場合に現在かかる費用が18年後も変わらない」という前提で作られています。

でも、インフレで大学入学資金がもっと増える可能性もあります。

一方で、日本は少子高齢化です。

現在も定員割れを起こしている大学があるなか、進学費用が下がる可能性もあります。

なにより、私の子供が18歳を迎えるころ、日本の大学に進学することがステータスではなくなっている気がするのです。

AIやITなどテクノロジーの進化により、世界はフラットになってきています。

18年後、私の子供にとって日本の大学に進学することが最善の選択肢なのでしょうか?私にはわかりません。

現在の教育資金よりもお金が必要な状況になっているかもしれないし、今よりももっと安く海外の学校に通うことができるようになっているかもしれない。

そもそも大学に行くという選択肢がなく、別の選択肢が増えているかもしれない。

 

どのような状況になっても、子供の選択肢を奪うことのないようにしたいというのが私の思いです。

だから、学資保険で200万準備できれば安心というような、今を前提にした一つの考えに縛られたくないのです。

そのためにも、親である私がしっかりとお金と向き合う必要があると考えています。

 

 

ちなみに我が家はまだ子供は産まれていませんが、子供の教育資金については『ママと子どもとお金の話』という本で勉強しました!

 

 

ママと子どもとお金の話 (Sanctuary books)

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