私は10月27日に第一子となる女の子を出産しました。
出産は無痛分娩を選択しました。
今日は私が無痛分娩を選択した理由(無痛分娩のメリット)と、私が経験した無痛分娩のデメリットを書いていこうと思います。
無痛分娩を選択した理由(無痛分娩のメリット)
1.育児のための体力を残しておきたかった
私は一般的に高齢出産と言われる35歳以上の初産婦でした。
意識の高い性格ではないので、普段は特に運動もしていませんでした。
昔から歩くのが好きなので、買い物ついでに週に1~2度程度、一駅(家から30分ぐらい)を歩くぐらい。
そんな私が突然出産で体力を使い果たしたまま、育児をスタートさせるのはとても不安がありました。
妊娠から始まる出産はゴールと勘違いされやすいですが、出産は育児のスタートです。
特に私のような体力のない高齢女性の場合、出産で体力を使い果たして回復しないまま育児をスタートさせると産後うつなどの心配があるそうです。
そのため、私は育児のための体力を残すことを最優先に考えて無痛分娩を選びました。
産後は会陰切開の痛みには苦しみましたが、無痛分娩のおかげで体力の戻りは早かったです。
貧血があったのにもかかわらず、赤ちゃんを抱っこしてあやしたりもできました!!
2.無痛分娩の費用が想定よりも安かった
育児のための体力を残すためとはいえ、無痛分娩が高額な場合は私も普通分娩を選んだかもしれません。
私は家から一番近い産婦人科を選んだのですが、その病院は無痛分娩の費用が普通分娩+8万円と私の想定よりも安かったのです。
そのためか、その病院では経腟分娩の約1/3の方が無痛分娩を選ぶそうです。
お値段が安く、無痛分娩の経験も豊富な病院だったため、安心して無痛分娩を選択できました。
ちなみに、実際の出産時の処置内容で多少金額の増減はあります。
あくまでも+8万円は無痛分娩を選んだ際に最初に病院が提示してくる金額です。
3.夫が仕事の休みを取りやすくなった
私が出産した病院は無痛分娩の場合、出産予定日よりも前に入院日を決める計画分娩でした。
そのため、シフト勤務の夫は出産に合わせて休みを取ることが可能となりました。
計画分娩とは言え、帝王切開ではないので出産は赤ちゃん次第です。
私たち夫婦は結果的に立ち合い分娩はできませんでしたが、出産した翌日が夜勤明けで、その後の6日間を夫は仕事を休むことができました。
休み期間中に夫は出生届の提出、児童手当の手続き、出産報告のはがき作成など、もろもろの事務手続きを行ってくれたことで、私は入院が長引いたにもかかわらず、退院後も育児に専念することができています。
4.出産の恐怖におびえることなくマタニティライフを楽しむことができた
なんだかんだ書いてきましたが、妊娠がわかった喜びと同時に湧いてきたのは出産に対する恐怖です。
出産の痛みと言えば鼻からスイカでよく例えられると思います。
他に私がネットで見たのは、トラックで引かれる痛みというのもありました。
私はどちらも経験したことがないので未知の痛みです。
普通分娩で我が子に会える日が恐怖の日になるのは避けたいと思い、無痛分娩を選択しました。
結果的に出産に対する恐怖はなかったので、我が子の胎動を喜びながら、ぎりぎりまでマタニティライフを楽しむことができました。
私が感じた無痛分娩のデメリット
私が感じた無痛分娩のデメリットはただ1つ。
いきむタイミングがわからなかった!!
赤ちゃんをお腹から出す最終段階で、助産師さんにいきむように言われます。
ただ、私の場合は麻酔が効きすぎていた影響と、出産時の胃の痛み(後にヘルプ症候群の兆候が見られたと言われた)でいきむタイミングがわかりませんでした。
とにかく胃の痛みがひどかったので、私は胃の痛みが治まるタイミングでいきんでいました。
胃の痛みがなければ、横にあるモニターを見てお腹が張った瞬間にいきめば問題なかったのだと思います。
最後に「無痛分娩」と伝えると必ず言われることに対する反論を2つ。
「無痛分娩は赤ちゃんに対する愛情がわかないんじゃない?」
これは全くの嘘です。
というか、人によるのではないでしょうか?
私が無痛分娩にすると決めた時、母親に「陣痛や出産の痛みに耐えなければ子供への愛情が薄れるのでは?」と言われました。
けど、私の場合は全く当てはまりませんでした。
だって、お腹にいる時から我が子がかわいくて仕方ないんですもん!!
つわりの辛さも、時々痛いくらいの胎動も、耐えられたのはまだ顔も見ていないのに不思議なくらい愛おしい我が子のおかげでした。
それほどまでの愛情が分娩方法1つで変わるわけがない!!
育児がスタートして悩むことはありますが、我が子への愛情は増すばかりです。
妊娠中からお腹の子がかわいくて仕方ないのなら、無痛分娩で我が子への愛情が薄れることは絶対にありません。
もし育児が苦しいと思うなら、産後うつなどの可能性があると思います。
絶対に自分を責めずに、病院へ行ったり、相談できる人に話を聞いてもらった方がいいと思います。
「無痛分娩は危険なのでは?」
妊娠中、無痛分娩による死亡や障害が残った方の訴訟についてニュースで聞くことがありました。
そのため、友達に「無痛分娩は危険なのでは?」と言われることもありました。
確かに絶対安全ではないと思います。
ただ、分娩方法にかかわらず、すべての出産にはリスクが伴います。
無痛分娩を選択する場合は、無痛分娩の経験が豊富な病院を選ぶことが大切だと思います。
私の出産した病院は前述した通り、経腟分娩の1/3の方が無痛分娩を選んでおり、古くから無痛分娩を扱っている病院で事故もなかったので安心して無痛分娩を選択できました。
自分とご家族が、安心・納得して選べる病院を選択することをお勧めします。
以上が私が無痛分娩を選択した理由(メリット)と経験したデメリットです。
無痛分娩にしようか迷っている方の参考になれば幸いです!