マネバナナ

アーリーリタイアを夢見るアラフォーママが好きなことを好きなように書いています

【3歳10ヶ月】娘のお気に入り絵本

 

 

1ヶ月ぶりのブログ更新となってしまいました。気が付けば年末…。ブログとともに滞り気味の娘の読書記録だけは年内に仕上げておきたいと、久しぶりにパソコンを開きました。娘は今月下旬で4歳2ヶ月。これから書き上げるのは3歳10ヶ月の絵本記録…とほほ。


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※写真にないものは図書館から借りました。

 

 

目次

 

 

➀三びきのこぶた

 

貧乏なために母親から家を出るように言われた三びきのこぶた。一番目のこぶたは藁で、二番目のこぶたは枝で家を建てました。どちらも狼に家を吹き飛ばされて、こぶたたちは食べられてしまいます。三番目のこぶたはレンガで家を建てたので狼が来てもへっちゃら。作戦を変えた狼はなんとかこぶたを取っ捕まえようと、こぶたを繰り返し外に誘います。賢いこぶたは狼を騙して難を逃れますが、怒った狼がついに煙突から家に侵入してきて…。

この絵本は娘がとても気に入って、1ヶ月毎日読み聞かせをしました。

娘はこぶたたちの両親の存在が気になるよう。「お父さんはどこ?」「お母さんも狼に食べられた?」と毎回聞いてきます。お母さんは冒頭にちらっと出てきますが(絵なし)、父親は一切出てこないんですけどね…。

他にも、二番目のこぶたの話に入ると「一番目のこぶたはどこいった?」、三番目のこぶたの話に入ると「二番目のこぶたはどこいった?」とか、狼がりんごを追いかけている絵を指さして「狼は何してる?」、三番目のこぶたが狼を大鍋で煮ている絵を指して「こぶたは何してる?」とか毎回たくさんの質問をしてきます。わかっているはずなのに毎回同じことを聞くので私はかなりストレス…。ですが、イライラを抑えて質問に答えながら読み聞かせを頑張りました。娘が物語の中に入り込むためには必要な情報なのだろう…と信じて。

 

②ゆめちゃんのハロウィーン

 

1年前からニューヨークで暮らし始めたゆめちゃん。去年は引っ越して間もなかったため参加できず、今年が初めてのハロウィーン。お母さんと飾り付けや仮装の準備をして迎えた当日、お友だちと待ち合わせをして「トリック・オア・トリート」と言いながら近所をまわります。お菓子をくれる家はもちろん、誰でも入れるお化け屋敷になっている家やハロウィーンパーティーをしている家などどこも大盛り上がり。楽しい夜を過ごしたゆめちゃんは、来年は何に仮装しようか考えながらベッドに入ります。

作者はアメリカに住んでいる方なので、読み聞かせを通して本場のハロウィーンを擬似体験できます。巻末にはハロウィーンの由来についての説明もあるので、子どもにハロウィーンについて詳しく聞かれても安心です!

娘はさまざまな仮装に興味津々!ミイラが怖いようで、お化け屋敷のページになると必ず目をそらして見ないようにしていました。それどころか「ミイラ」という単語を発しただけでおびえるので、うっかり「もう寝る時間だよ。早く寝ないとおばけやミイラがきちゃうよ!」なんて言ってしまったらもう大変!怖がって何も手がつかなくなるので、我が家では「ミイラ」は禁句となりました。

 

③いそがしいよる

 

とてもきれいな星空に気がついたばばばあちゃん。家の中にいるのはもったいないと、揺り椅子を庭の真ん中に出して星空を眺めることに。そのうち遠くの森から満月も出てきて、ばばばあちゃんは庭で眠ることに決めます。家からベッドを引っ張り出して横になると、眠る前のお茶が欲しくなったばばばあちゃん。魔法瓶やお茶碗を運び、それらを置くためのテーブルも庭に出します。お茶を飲みながら一息ついていると、今度は夜中にお腹が空いたらどうしようかと不安に。ばばばあちゃんはレンジと冷蔵庫を庭に運びだし…。

娘はばばばあちゃんが庭に運び出したものを絵の中から探すのが好きです。見たことのないものも出てくるので楽しいみたいです。お気に入りはにんじん。笑 ばばばあちゃんの後を追いかける猫も気になるようで、猫の絵を指しながら「猫は何て言ってる(と思う)?」とよく聞いてきます。

 

④まあちゃんのまほう

 

魔法の本を読んでいたまあちゃんは、知っている人を何かの動物に変えるという魔法をお母さんで試してみることにしました。本に書いてあるとおりに呪文を唱えてみると、あら不思議!お母さんが狸になってしまいました。お母さんがずっと狸のままだったら…と心配になったまあちゃんは、すぐにお母さんを元に戻す呪文を唱えます。無事に元に戻ったお母さんは自転車で遊ぼうとか、台所でつまみ食いをしようとか、おもちゃで遊ぼうとまあちゃんを誘います。台所や部屋をたっぷり散らかした二人は、今度は庭に出て洗濯物に風船を付けて飛ばすことに。するとそこへカンカンに怒ったお母さんが登場。なんとお母さんが2人いるのです。今までまあちゃんと遊んでいたお母さんの正体はいったい…。

すっかり狸に心を奪われた娘。「だいどころでなんかつまもうよ!」というお母さんのセリフが気に入って、しょっちゅう私に「ママ、台所で何かつまもうよ!」と誘ってくるようになりました。笑

まあちゃんシリーズは他に『まあちゃんのながいかみ』と『まあちゃんのすてきなエプロン』の2冊があるんです。最初に『まあちゃんのながいかみ』を買ったのですが、娘はあまり気に入らず…。その後、図書館で『まあちゃんのまほう』を借りたら娘がドはまりしました。そこに付け込んで私は毎回『まあちゃんのまほう』と一緒に『まあちゃんのながいかみ』も一緒に読むように提案していました。やっぱり、『まあちゃんのながいかみ』はあまり娘の好みではないみたいですけど…。

 

 

 

⑤たまねぎちゃんあららら!

 

とあるたまねぎ一家。風に吹かれて子どもたちの体も引き締まったので、家族みんなで旅に出ることに。道中に出会った人間の子どもたちに、お父さんのたまさぶろうさんが自信満々に「たまねぎは好きかい?」と尋ねると、まさかの「大嫌い!」との返事。怒ったたまさぶろうさんはたまねぎたっぷりのハンバーグに変身。続いてお母さん、子どもたちもたまねぎによって美味しさが増すお料理にそれぞれ変身。人間の子どもたちはたまねぎたっぷりの美味しいお料理でたまねぎが大好きになります。

娘も私も、たまねぎ家族が歌う「たまねぎ たまねぎ たまたま ねぎねぎ~ たまげるぞ~ たまげるぞ~」というリズミカルな歌が頭から離れなくなり、この絵本を読んで以来、気がつくと口ずさんでいます。登園前に読むと、保育園までの道のりはずっとこの歌でした。笑 娘はこの絵本が気に入り、同じ作者さんの他の絵本も読みたいと言っています。

 

⑥どうしてどうして?

 

知りたがりのこぐまくん。朝、目が覚めた瞬間から夜、眠る直前までお母さんに「どうしてどうして?」 とたくさん質問します。「どうして太陽はあっちもこっちも明るくしちゃうの?」「どうして風はなあんでもひゅひゅうっとかきまわすの?」「どうして森の小路はくねくねしてるの?」なぜなぜ期のこぐまくんを、お母さんが優しく受け止めます。

娘はまだなぜなぜ期に入っていないのか、あまり「どうして?」と聞いてこないなと思ってこの本を読んでみました。でも日常を振り返ると、テレビを見ている時などに泣いてる子が映ると「どうしてこの子は泣いてるの?」ってよく聞かれるんですよね。娘は人の表情・感情に敏感ななぜなぜ期のようです。これはこれで難しい…。こぐまくんのお母さんのようにうまい返事をしてあげられる自信はないけれど、一緒に図鑑で調べたりしたいので、この絵本をきっかけに科学的ななぜなぜ期に入らないかな?とちょっと期待しています。

 

⑦いもいもほりほり

 

空に浮かぶ雲が芋に見えたことから焼き芋が食べたくなった豚の3兄弟。途中に出会ったねずみくんも仲間に加えて芋掘りに出掛けます。やっと見つけた芋畑にはなんだか話しかけづらい雰囲気のやぎじいさんが…。勇気を出してねずみくんが芋掘りをさせて欲しいとお願いすると、快く受け入れてくれます。豚の3兄弟とねずみくんは泥だらけになって芋掘りを楽しみ、最後はやぎじいさんに焼き芋をごちそうしてもらいます。 とってもリズミカルな文章の絵本です。

娘は豚の兄弟たちが掘った様々な形の芋が描かれたページで登場するひよこいもが大好き。 私が子どもの頃に住んでいた団地では、住人による月1の掃除の最後に大人が枯れ葉を集めてジャガバタや焼き芋を作ってくれました。そのため、この絵本の終盤に出てくる焼き芋の絵を見るととっても懐かしい気持ちに。今は公園などでも火を使えないですから、子どもたちに落ち葉で焼いた芋を食べる機会を作れず残念です。

 

⑧おじいさんならできる

 

ヨゼフが赤ちゃんの時、おじいさんがブランケットを縫ってくれました。でもヨゼフが大きくなるにつれて、ブランケットはボロボロに。お母さんが捨てようと言うと、ヨゼフは「おじいちゃんならきっとなんとかしてくれるよ」とおじいさんのところに持っていきます。すると、ブランケットはおじいさんの手でジャケットに生まれ変わります。しかし、ヨゼフが成長するにつれてジャケットは古く小さくなっていきます。お母さんが捨てようと言うと、ヨゼフは再びおじいさんのところへ持っていき、ブランケットはベストに早変わり。ところがしばらくするとベストはボロボロでサイズも合わなくなり…。

ブランケットが形を変えて再利用されていくお話はもちろん、床下のねずみの家に布の切れ端で作ったカーテンや寝具が増えていく絵を追っていくのも楽しいです。 私はポイポイものを捨てがちなので反省。大切なものは形を変えてでも残していけることが娘に少しでも伝わったなら嬉しいです。

 

⑨ねこです。

 

爆笑必至の猫の絵本。「これはモップ?おもち?けいとだま?」「おはぎ?つちのこ?おまんじゅう?」あなたはこれがなんだかわかりますか?よーく見て!全部猫とは限りませんよ。

娘はタイトルから爆笑でした。愛嬌のある猫ちゃんの絵、猫の中に紛れている一見猫のようで猫ではないもの、「ねこです。」「ねこですか?」「よくみて、ねこです。」「いえいえ、だいたいねこなんです。」など、簡潔ながら笑いを誘う文章。短い絵本ではあるけれど、この絵本のユーモアを楽しむには日本語をそれなりに理解している必要性を感じます。こんな絵本も楽しめるようになったのかーと娘の成長を感じました。

 

⑩からだのなかでドゥンドゥンドゥン

 

人や生物が生きている証、心臓の音に興味を持つきっかけを与えてくれる絵本です。胸に耳をぴったりつけると、体の中から聞こえてくる力強い音「ドゥンドゥンドゥン」。人だけじゃない。犬も、猫も、とかげも、鳥も、くじらも、生きているものはみんな体の中に音をもっている。生死や体の機能などについてまだよくわかっていない小さな子どもが命や心臓について学ぶ最初の一歩に最適な絵本です。

血には少し興味があるけれど、体の機能についてはまだ全然理解していない娘にとって、心臓の音に着目したこの絵本は体に興味をもつきっかけとして最適でした。この絵本を読むたびに私や息子の心臓の音を何度も確認しています。

 

⑪チリとチリリ

 

早起きしたある朝、チリとチリリは自転車で森へお出掛けします。喫茶店でお茶を飲み、パン屋さんでパンを買って腹ごしらえ。水遊びをしたり、お昼寝をしたりとのんびり過ごし、最後はホテルに宿泊。動物たちと音楽会を楽しみます。

ふんわりしたタッチの絵がとてもかわいい絵本です。絵をじっくり見て、小さく描かれた動物や虫を探したくなります。喫茶店のお茶やパン屋さんのパンもとっても美味しそうです。 私は読み聞かせている時、チリリがパン屋さんで注文するきなこパンのくりジャムサンドを食べたいなーといつも思っています。娘はうさぎさんが注文するゆずジャムサンドが気になるよう。チリとチリリや動物たちが歌っている最後のページで、チリとチリリを探すのもお決まりです。(小さく描かれてあるので、一見どれがチリとチリリかわかりづらいため。) チリとチリリの絵本はシリーズ化されているので、他のものも読んでみたいと思っています。

 

⑫きらきらくものすみーつけた!

雨上がりの公園。男の子がくもの巣に雨粒がついてキラキラ光っていることに気が付きます。興味を持った男の子は、次々とくもの巣を見つけては観察。真ん中がばってんになっているくもの巣、真ん中がぐるぐるになっているくもの巣、お団子みたいなものがついたくもの巣と、くもの巣にも様々な種類があることを発見します。

ある日娘が突然 、「くもの絵本が読みたい!」と言い出しました。「お空に浮かんでいる雲?それとも虫の蜘蛛?」と聞くと、「虫の蜘蛛」との返事。偶然にも数日前にこの絵本が届いておりまして、「それならこれはどうかな?」と『きらきらくものすみーつけた!』を出すと、見事に娘がはまりました。

私は蜘蛛も蜘蛛の巣も大嫌いなのですが、娘にはまだそんな感情はないようです。むしろ、この絵本の効果で蜘蛛の巣の印象が爆上がり。(笑)保育園に行く途中に蜘蛛の巣を見つけると、何のためらいもなく触ります(蜘蛛がいない時)。私は内心「ひぇぇぇぇぇ~!!!」と思いつつも、せっかく沸いた興味をつぶさないようにお口チャック。虫嫌いな娘なのに、蜘蛛の巣を触れるなんてすごいな~と感心しています。

 

⑬たなばたのねがいごと

 

七夕の前日、ほしのこえんの子どもたちは短冊に願い事を書いて笹につるしました。「ラジコンカーがほしい。」「プリンセスルルのドレスがきたい。」みんなの願い事を見た先生は言いました。「本当に素敵な願い事は、時間が経っても壊れたり、なくなったり しないものなのよ。」あおいはお迎えに来てくれたおばあちゃんに、時間が経ってもなくならないものとは何か聞きますが、おばあちゃんの返事はお花が咲いてくれるワクワクや、あおいが元気に育つ嬉しさなど、あおいにとっては願わなくても当たり前のことばかり。でもその晩、あおいはついに時間が経ってもなくならない願い事にたどり着きます。あおいが短冊にこめた願いとは…?

図書館で借りたら娘がとても気に入ったので購入しました。七夕が題材の絵本ではありますが、行事にとらわれず、子どもに読み聞かせたい内容の絵本です。年が明けると初詣に行かれる方も多いと思います。その前にお子さんに読んであげても良いかもしれません。

 

まとめ

最近、また1つ娘の成長を感じることがありました。娘がまだ一度も読み聞かせしていない絵本を開いて、絵を見ながら自分でお話を作って読んでいたんです。娘が読んでいたのは、大好きなばばばあちゃんの『そりあそび』。

どんな風にお話を作っていたかというと、「きつねはマフラーを巻いています。」「ねずみもマフラーを巻いています。」といった感じ。絵から読み取れて、かつ娘が自分の言葉で表現できることに限られるので、きちんとしたお話になっているわけではありません。でも、①絵をよく見て、②絵からお話を考えて、③自分の言葉で表現するって4歳にとってはすごいことなのではないかと思いました。

娘は1歳後半から絵本を丸暗記するようになりました。3歳になって少し長いお話も聞けるようになってからは、さすがに丸暗記は難しくなってきたようですが、代わりに一字一句覚えきれていない部分は話を大きく変えずに自分の言葉で表現できるようになっていました。今回の「一度も読み聞かせしてもらっていない絵本で、絵を見ながら自分でお話を考える。」というのはその次のステップに入ったのではないかと。最終的には「何もない状態から自分でお話を考えるようになる。」というところに突入するのかな?と、ちょっと期待しています。

娘が0歳の頃から始めた読み聞かせ。知育効果を全く期待していないと言ったら嘘になるけれど、私の読み聞かせのモチベーションは娘と絵本を通して同じ時間を共有すること。その積み重ねが娘の世界を少し広げることにつながっているのなら、こんなうれしいことはありません。娘のこれからの成長がますます楽しみになってきました!

 

 

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