娘がドアに描いた落書き
昨日は日曜日でしたが、夫が仕事で不在でした。ワンオペなので夕方はいつも通りバタバタ。布団と洗濯物を取り込み、夕飯を作って…とやらなければならないことが盛りだくさんなのに、娘が床いっぱいに広げたおもちゃを跨いで歩かなければならず、無駄に疲れる。そのうえ娘は凍らせたいちごが食べたいだの、本を読んで欲しいだの要求が多い。息子は暑さで喉が渇いたのか大泣き。うっかり娘のおもちゃを踏んでしまったことで私の中の糸がぷつり。「だから片付けてって言ってるでしょ~!」とぶち切れ。
今朝は今朝で、家を出る40分前にWorldwide KidsのDVDが見たいと言い出した娘。DVDは1本30分。ここで見せないとぐずぐずするので悩んでいる時間はない。仕方なくDVDを付け、娘がDVDを見ている間に自分と息子の支度&検温や日焼け止めを塗るなどのできる範囲での娘の支度を遂行。DVDが終わった瞬間に歯磨きをして家を出る時間ぴったり。「さぁ!出発!」と思ったら、娘が「本読んで~!」とごね始め…。「今日はもう読む時間ないよ。帰ったら読もうね。」と伝えたけれど納得せず。このままだと家を出られなくなると思った私は短めの絵本を1冊読み聞かせ。でも娘は別の絵本を読んで欲しかったらしく、もう1冊読めと要求。「もう!!!!朝は忙しいんだよ。あれもやりたい!これもやりたい!って言われても、そんなにできないんだよ。やりたいなら着替えとか自分でやれることは自分でやって!いちいちイヤイヤしないで!」と文句を一通り言ってから、いつもより速いペースで読み聞かせをして出発時刻を5分オーバーで家を出ました。娘を保育園に送り届けてから、当然自己嫌悪。イライラをぶつけてしまったことも、大事な読み聞かせの時間をぶち壊してしまったことも。
こんなことはしょっちゅうで、昨日、今日に限ったことではありません。いい加減、娘にイライラするのをやめたい。でもやめられない。娘に時計の読み方を教えたら、少しは状況が改善するだろうか?朝と夜のスケジュールを書いて壁に貼って、何時までに何をするというのをざっくりでも理解してもらおうか…。でも、3歳に時間の概念を教えるなんてかわいそうだろうか?小学生になると嫌でも時間に追われた生活になる。せっかく時間という概念がない自由に過ごせる幼少期に、時間に縛られた生活を送らせるのはかわいそうだろうか…。いや、もしかしたら私に毎日怒られるよりは、時間の概念を理解して見通しを立てた生活が送れた方が娘も幸せかもしれない。娘に振り回されることが減れば、私がイライラする回数も減るだろうし…。
そんなことを考えている時に、ある疑問がわいてきました。本当に私は娘に振り回されているのだろうか?むしろ私が娘を振り回しているのではないだろうか?と。
保育園に向かうために家を出る時間を決めたのも、就寝時間までのスケジュールを決めたのも私。娘に相談をしたわけではないし、そもそもそんなスケジュールがあることも娘は知りません。時間の概念もないですし。娘はただ「やりたい!」と思った時にやりたいと思ったことをしているだけ。自分の力だけではどうにもならない時や私と一緒に何かをしたい時に「ママ!」と呼んでいるだけ。それなのに突然私にイライラをぶつけられて、娘の方こそ「またママの機嫌が悪くて嫌になる!」って思っているかもしれない。
反省するべきなのは娘ではなく私か…。あーでも、やっぱり生活リズムは大切だし、自分でできることは自分でやって欲しい。と、結論は出ず。
結論は出ていないのですが、先ほどTwitterを見ていたら胸に刺さる言葉がタイムラインに流れてきました。
自立している子とは、親がやって欲しいことを進んでやってくれる子のことではなく、やりたいことを自分で見つけてどんどんやれる子のこと。自立という点では、「やるべきことをやらない」「片づけができない」子より、「自分がやりたいことがない」「やりたいことがあってもやれない」子の方が心配です
— 親野智可等 (@oyanochikara) 2022年5月30日
あぁ、そうだ。私は娘にも息子にも「やりたいことを自分で見つけてどんどんやれる子」になって欲しいってずっと思っているんだった。
このtweetですべてが解決したわけではありません。むしろ問題は何も解決していません。笑 でも娘に「あれしたい!これしたい!」と言われて、「あーもー時間がーっ!!!!」って噴火しかけた時はこのtweetを思い出して、娘に向かって発しかけたきつい言葉を飲み込むようにしようと思います。どこまでできるかわからないけれど。とりあえず自分への戒めとして、このtweetをスマホの待ち受け画面に設定しました。
噴火しそうになったらスマホの画面を見て深呼吸するように心がけてみようと思います。
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