娘が3歳になって最初のお気に入り絵本の紹介です。ハロウィンが終わったので、3歳児向けのクリスマス絵本を5冊ほど購入しました。今回のお気に入り絵本にはその一部が入っています。次は年末年始に関する絵本を購入せねば…と思っているところです。
目次
➀ピンポンパンポンプー
「中居正広のニュースな会」で生まれた絵本です。中居正広さんが監修、劇団ひとりさんがキャラクターデザイン、古市憲寿さんが文章を担当しています。
1年前に母が娘にプレゼントしてくれたのですが、2歳になりたてだった娘はあまり興味を示してくれず。3歳になったので興味を示すかも?と思って読み聞かせをしてみたところ見事娘にはまり、3歳になって最初のお気に入り絵本となりました。
お話の中で主人公のビリー君がお友達ののんちゃんを嫌いになろうと、のんちゃんの嫌なところを思い出すページになると、なぜか娘はビリー君をバシバシ叩きます。叩く理由がわからないのですが、もしかしたら「お友達と仲良くしなくちゃだめだよ!」という意味なのかな…。
②てぶくろ
1965年から日本で愛されているウクライナ民話。おじいさんが森で落とした手袋に次々と動物が住み着くお話です。ネズミ、カエル、ウサギ、キツネ、オオカミ、イノシシ、クマと、どう考えても手袋に入れなさそうな動物も登場。それぞれの動物に付けられた名前や繰り返しのやり取りが楽しい絵本です。
1回読んだだけですっかり娘がはまってしまいました。いつもは読み聞かせ中に「これは何?」など質問やおしゃべりをする娘ですが、この絵本はじっくり聞いています。
『てぶくろ』は娘だけでなく私もお気に入りです。150冊以上の絵本がある我が家ですが、その中で私が2番目に好きな絵本です。ちなみに1番は『ちいさなねこ』。
『てぶくろ』も『ちいさなねこ』も初版が1960年代で日本で長く愛されている絵本です。2冊とも絵が私好みというのもありますが、一文が短いのにお話をイメージしやすいうえ、臨場感を味わえる、絵と文章が一致しているなど無駄がないところが好きです。
きっとそんなところが子どもたちにも長く愛されている理由なのかな?と思ったり。
③ぐりとぐらのおきゃくさま
ぐりとぐらが森で雪合戦をしていると、大きな落とし穴を発見!でも、よーく見てみると、落とし穴ではなく大きな足跡のよう。誰の足跡か調べるため、2匹は足跡の後を追ってみることに。行き着いた場所はなんとぐりとぐらの家。家に入ってみると、そこにはお客さまが…。
ぐりとぐらのクリスマスにまつわるお話です。ぐりとぐら好きの娘はきっと気に入るだろうと購入しました。ぐりとぐらの家にやってきたお客さまが作ってくれたケーキが何ともおいしそうです。
実はこの絵本で私、一つ賢くなりました。最後のページに「みんな おちゃをのみ、クリスマスの ケーキをよばれ、 うたったり おどったりしました。」という一文があるんです。私、「ケーキをよばれ」の意味がわからなくて誤植だと思ったんですよね。でも、調べてみたら「よばれる」には「ごちそうになる、いただく」という意味があるそうで。「勉強になる~!」と思ったのでした。
④あいうえおうた
谷川俊太郎さん作の「あいうえお」を使った詩の絵本。中身は「あいうえおきろ あえういあさだ おおきなあくび あいうえお」といった感じで、アナウンサーやコールセンターで働く方たちの発声練習で使えそうな内容です。
娘が「あいうえお」に興味を持ち始めたので購入しました。娘のお気に入りは最後の「ん」。何度も「ん」だけ言わされます。笑
⑤おばけがぞろぞろ
変わった名前のおばけがたくさん出てくる絵本。おばけがおばけを次々と遊びに誘い、最後に迎えに行った友達は…。
娘がおばけ好き?(怖いけど気になる存在)なので購入しました。娘はおばけについた変な名前と意外なところから出てくる彼らの様子が気に入ったようです。
⑥100こめのクリスマスケーキ
あるケーキ屋さんのクリスマスイブの1日を描いたお話です。小さな女の子がケーキを買いに来ましたが、たくさんのお客さんに埋もれてしまってケーキ屋さんは女の子に気付きません。最後のケーキが売れてしまった後にようやく女の子の存在に気付いたケーキ屋さん。ケーキが売り切れてしまったことを女の子に伝えて謝るも、女の子は泣き出してしまいます。困ったケーキ屋さんはあることを思い出し…。
このお話は『クリスマス・イブのおはなし』という3冊セットの中の1冊です。単品でも売られているようですが、3つのお話が繋がっているのでセットで購入するのがおすすめ。
『100こめのクリスマス・ケーキ』は3冊セットの中の2冊目にあたりますが、娘が最初に選んだのはこのお話でした。3冊全てを読むと、1冊目はこのお話から読んだ方が3冊のお話が繋がっていることが理解しやすいような気がします。次は『あっちゃんとゆびにんぎょう』、最後に『サンタさんのいちにち』がなんだかしっくりきます。
『100こめのクリスマス・ケーキ』には猫とケーキが出てくるので、娘が好きなものがそろっています。だから気に入ったのではないかと。笑
⑦おいしいおと
福音館書店のかがく絵本「ふしぎなたねシリーズ」。食べ物を口に入れて噛んだときの音を表現した絵本です。春巻きを食べると「カコッ ホッ カル カル カル カル カル」。ほうれん草を食べると「ズック ズック ズック ズック ズック ズックズ」。
かがく絵本の読み聞かせを始めるにあたり、娘が好きな食べ物の絵本を選びました。私の狙い通り、娘のお気に入り絵本に仲間入りしました。この絵本、大人の私も気付きを得ました。何を食べても、つい「もぐもぐ」で表現してしまう私。この絵本を読んでから、食事の時にどんな音がするかを意識するようになりました。福音館書店のふしぎなたねシリーズは、私も学ぶことが多くて勉強になります。
まとめ
息子が産まれて1ヶ月。就寝前に行っている娘の読み聞かせが今まで通りできるか不安でしたが、今のところ問題なく行えています。息子が泣いてしまうこともありますが、そんな時は息子も読み聞かせに参加させています。娘は私が息子を抱っこすると怒るのですが、「○○くんも絵本見たいって。」と言って無理やり抱っこ。左手で息子を抱きながら右手で絵本を持ち、膝には娘。かなり厳しい体勢ですが、何とか絵本を読んでいます。
初めて息子が読み聞かせに参加した絵本は『てぶくろ』。まだ目が良く見えないし、お話の内容も理解できないだろうに、じーーーーーっと絵本を見つめてお話を聞いていました。(聞いているように見えた。)娘の「もう1回!」コールにも付き合ってくれ、3回おとなしく聞いていました。笑 息子も好きな絵本を選んで、3人で絵本を囲む日が楽しみになりました!
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