『最先端の新常識×子どもに一番大事なことが1冊で全部丸わかり 子育てベスト100』を読みました。
子育てにまつわるありとあらゆる情報を1冊にまとめた子育ての参考書のような本でした。
目次
内容
ネットや雑誌、本、教育系メディアによって一個人の子育て成功体験が発信されるようになり、現代の親は多すぎる『子育て情報』におぼれている。
そのうえ、世間にあふれている情報は玉石混交。
こどものためになる情報だけでなく、子どもの成長を邪魔してしまうようなものもある。
時間に追われながら育児をする親にとって、溢れる情報の中から正確な情報を取り出すのは至難の業。
本書はそうした状況を解決するために、エビデンスに基づいた子育てに関する正確な情報を著者が普通の親の目線でわかりやすく、客観的な立場でまとめたもの。
本書は以下の6つの章で構成されている。
1.コミュニケーション力をつけるには?
2.思考力をつけるには?
3.自己肯定感をつけるには?
4.創造力をつけるには?
5.学力をつけるには?
6.体力をつけるには?
各章には10個から20個程度の具体的な方法が紹介されており、その中から今自分が必要とする情報だけを取り出すことが可能。
全てに目を通す必要はなく、子育てで迷った時に必要な箇所だけ読むことができるので、本書を手元に1冊置いておけば、知りたいことがすぐに見つかる子育ての参考書のような本と言える。
感想
まさに「子どもを育てる人のための参考書」と言える本でした。
これまでさまざまな育児関連の本を読んできたので知っている情報が多く取り上げられていましたが、だからこそ信頼のおける本だと私は思いました。
本書で紹介されているのは一個人の子育て体験記ではなく、専門家によって長年研究を行い、エビデンスのあるものばかりです。
研究を行った専門家の名前も表記されており、彼らの多くは、これまでに私が読んだ本の中に何度も登場している方たちでした。
つまり、私がこれまでに読んできた育児関連本(少なくとも70~80冊は読んでいる)の内容の多くが1冊にぎゅっとまとまっているということ。
そのうえ、6章の「体力をつけるには?」では、私が苦手で避けてきた料理に関する情報も載っていました。
内容は「ご飯は毎食手作りでなくてはだめ!」と言ったものではなく、パン食の時の副菜は野菜の準備が難しければ野菜ジュースでもいいとか、お惣菜の活用方法とか、時間のない現代の親でも取り入れやすいもの。
子育ては息が詰まらない程度に頑張りたい、でも食育は料理が得意でないから無理&苦手なことは頑張らないをモットーに生きている私でも、「これなら取り入れられる!」と思える内容でした。
本書は必要な時に必要な情報をさくっと取り出せるので、子育てで迷った時、娘の成長にあわせて必要な情報を取り出したいときに役立ちそうです。