ちょうど1ヶ月ほど前に、小学館の子ども図鑑プレNEO『せかいの図鑑』を購入しました。
きっかけはWorldwide Kids Stage2の『My Day,Your Day』という絵本。
内容はブラジル、日本、フランス、中国の子どもの1日をざっくりと紹介したもの。
食事や登校手段、遊び場、お気に入りのもの、夜の過ごし方などが写真で掲載されています。
娘はこの絵本をえらく気に入り、一日に何度も私のところに持って来ては読むように催促。
最初はただ読んであげるだけだったのですが、そのうちに娘がすべてのページの写真を食い入るように端から端までじっくり眺めていることに気づきました。
それも毎回。
単に子どもの顔が気になるだけ?
それとも、顔の作りの違いが気になる?
後ろに写る景色を見てる?
食事の違い?
娘は1歳6ヶ月で話せないため、何が気になるのか聞くこともできずにもやもやしていたのですが、ある時娘が中国の朝食を指さして「あ!あ!(これ何?)」と聞いてきました。
見ると、他の3つの国はフルーツやパンが食卓に並んでいるけれど、中国はごま団子に餃子のようなもの、長細いパンのようなものがテーブルに載っています。
「やっぱり違いが気になるのか?」と思い、それならばと『せかいの図鑑』を購入しました。
『せかいの図鑑』は以前から娘が2~3歳になったら購入しようと考えていたもの。
Worldwide Kidsを受講しているので、英語を話す国のことはもちろん、英語以外の言葉を話す国のことも知って欲しいなと思って。
思っていたよりも早い購入となりましたが、娘なりに気に入ったようで毎日開いています。
せっかく購入したので内容をご紹介します。
目次
『せかいの図鑑』の目次
見づらいと思うのですが、『せかいの図鑑』の目次です。
「なかよくしよう」「せかいからようこそ」「せかいへいってみよう」の3部構成。
各章の途中にオーロラなどの写真を掲載した「せかいはっけん!」や海外の景色を写した「ききゅうのうえからこんにちは!」、大陸ごとの地図を掲載した「せかいはっけん!えちず」や「せかいのおはなし」のコラム、「えいごではなそう!」のページがあります。
「かんまつとくしゅう」ではすごろくで世界を旅する「せかいいっしゅうのたび」と、世界の困っている子どもたちを助ける方法をクイズにした「こどもたちがたすかるには」があります。
各章の詳細
なかよくしよう
国ごとの「こんにちは」「ありがとう」のあいさつ、じゃんけんやおにごっこなどの遊びのルールの違い、ジェスチャーや動物の鳴き声の表現方法の違いなどを紹介しています。
「せかいのおやつをつくってみよう」といった子どもが楽しめる「やってみよう」のコーナーもあり、親子で楽しめる内容となっています。
せかいからようこそ
海外から日本へ入ってきたものを紹介しています。
バナナが日本へやってくるまでの過程や、水族館や動物園にいる動物たちの出身国、海外から輸入した食べものや料理、身の回りのもの、日本から海外へ行ったものなどを掲載。
世界を身近に感じられる内容となっています。
せかいへいってみよう
文化の違いを紹介しています。
学校に関することや家の作り、食事やマナー、宗教などについて掲載。
海外旅行では知ることのできない日本との違いを学ぶことができ、視野を広げられる内容となっています。
『せかいの図鑑』の感想
1歳の娘には少し難しい内容ではありますが、絵や写真が多いので娘も楽しんで毎日『せかいの図鑑』を開いています。
アラフォーの私が読んで特に勉強になったのは、「せかいからようこそ」の部分。
バナナがフィリピンで収穫されてから日本へやってくるまでや、ガーナでカカオが収穫されて日本にやってくるまでの過程は興味深く、おもしろかったです。
バナナは青いうちに収穫されるそうです。
娘に収穫される前のバナナの写真を見せたら、最初はきょとんとした顔をしていましたが、今では収穫される前の青いバナナの写真を見ても「バナナ(実際にはバウアと言う)」と言うようになりました。
日本でバナナが実っている様子を子どもに見せてあげることは難しいので、それだけでも図鑑を買ってよかったと思いました。
「子どもってすごいな」と思ったのは、「せかいの図鑑」ではなく『野菜と果物』の図鑑に掲載されていた収穫前の青いバナナを見て娘が「バナナ(バウア)」と言った時。
ただ図鑑を眺めているだけでも、身についていることって思っている以上にあるんだなと思いました。
娘は文字を読むことはできませんが、私と一緒に図鑑を見ながら新たに知ったものを少しずつ増やしてお気に入りのページとしているようです。
お昼に私がシューマイを食べている時に、「シューマイは図鑑に載っていたね。」と話し、食後に一緒に図鑑で確認したら「シューマイ」を覚えました。
図鑑を見ながら「パプリカは韓国からの輸入が多いんだよ。」と伝えたら、そのページを見ると「パプリカ」のサビの部分の振りをするようになりました。笑
娘がクリスマスの絵本が大好きで、クリスマスから半年経とうとしている今も毎日のように読まされているので、サンタクロースが載っているページを見せて「サンタさんだよ。」と教えたら、「サンタさん」を覚えました。
図鑑を見ながら「日本ではお月様にうさぎさんがお餅をついている姿が見えると言われているんだよ。」と教えたら、各国の月の模様の表現の仕方を表すページを毎回見ては「うしゃぎしゃん」と言うようになりました。
意味を理解しているわけではありませんが、1歳児なりに『せかいの図鑑』を見ながらたくさんのことを吸収しているようです。
自分の身のまわりに関することから少しずつ。
私自身も娘に言葉を教えるうえで『せかいの図鑑』はとても役立っています。
日常の会話ではなかなか出てこない言葉も、図鑑を見ながらだと伝えやすいし、娘も絵や写真があるので理解しやすいようです。
「まだ早いかな?」と思うようなものでも、意外と興味を示してくれます。
毎日1歳児の吸収力に驚いています。