少し前に、約7年間使ったフライパンを手放しました。
使っていたのは、アサヒ軽金属のオールパン。
夫と暮らし始めた当初、私はまだ、自分が料理好きではないことを知りませんでした。
一人暮らしの時は、料理がストレス発散方法の1つになっていたからかもしれません。
社会人になって実家を出るまで料理と無縁の人生を送っていたため、一人暮らしになって料理を作れることが嬉しかったのです。
でも、自分のために料理を作るのと、人のために料理を作るのは違います。
一人暮らしの時はお金のことはあまり気にせず、食べたいもの、作りたいものを作っていました。
食べるのは自分、だから後片付けを自分がしなければならないのも当たり前。
仕事で疲れた時は「作らない」という選択肢もありました。
でも、誰かと一緒に住み始めると状況は変わります。
2人のお金で生活するので、毎月の予算に応じた買い物をするようになります。
自分の食べたいものだけでなく、相手の食の好みや体のことなども考えるようになります。
2人のために料理を作ったのに、なぜか片付けも自分。
「今日は疲れたから作らない!」とはなかなかいかない。
その積み重ねで、だんだん料理をするのが億劫になっていきました。
そして、毎日料理をするようになってやっと気づいたのです。
私は料理が得意ではないし、好きでもないと。
レシピを見なければ何も作れないし、手際も悪い。
仕事の後に疲れた体で2人分の料理をパパっと作れるような人間ではない!
話がそれました。
私がアサヒ軽金属のフライパンを買ったのは、まだそのことに気づく前のことでした。
「彼(夫)のためにお料理頑張ろう♡」と思っていた頃のことです。
アサヒ軽金属の調理器具はけっこうお高いです。
それを、「あれもこれもセットにして〇万円!単品で買うより〇万円安いですよ~!」という売り方をする会社です。(←それが良いとも悪いとも言いません。)
当時の私は投資を勉強する前で、まだお金の使い方を心得ていませんでした。
「うわ~!セットで買うと〇万円も安くなるんだ!すごい!」とセットでぽちってしまいました。
一応悩みに悩んで買ったんですけどね。
いくら使ったか?
恥ずかしくて言えません(>_<)
でも、その後に断捨離ブームが私の中に巻き起こりまして、セットで購入したものたちの大半はほとんど使うことなくおさらばしてしまいました。
残ったのはオールパン1つ、ローストパン1つ、スペースパン1つ、圧力なべ2つ(大・小)。
そのうちの1つが今回手放したオールパンです。
前置きが長くなりましたが、今回は約7年使ったオールパンの感想です。
目次
メリット
・火の通りが速い。
→と、母が言っていました。笑
自分ではよくわかりませんが、お湯が沸くのは速いと思います。
・煮る前に炒める料理でもフライパンに具材がはりつかない。
→お肉やお野菜がお鍋に張り付いて、洗うのが大変!と言うのが少なくなりました。
ただし、コーティングがはがれると張り付きます。
最後は揚げ物の衣さえも張り付くようになったので、手放すことを決意しました。
料理上手な人は、「いままでのフライパンよりもおいしくできた!」とか「〇〇がオールパン1つで作れた!」とかあるのでしょうが、私は料理下手人間なので、そういうメリットは感じられませんでした。
デメリット
・重い。
→そのままですが、重いです。
娘を出産した後に母が手伝いに来てくれていましたが、年寄りにはきついと言っていました。
・コーティングがすぐはげる。
→油不要のオールパンですが、購入して数ヶ月でコーティングが落ちているのがわかりました。(使用上の注意は守ったうえで)
それでも4年くらいは、お肉を炒める時は油をひかなくてもなんとかなりました。
卵は早い段階で油をひかないと張り付いていました。
・高い。
→「買う前に気づけ!」という感じですが…。
購入前は「油不要!」「ガス代節約」「長期間使える」と考えたらコスパが良いと思っていました。
重さなど、いろいろと改良されているかもしれません。
詳しくはホームページ等で確認下さい。
まとめ
残念ながら、私にはオールパンの価値がわかりませんでした。
今は安いフライパンを1~2年サイクルで買った方がお得だなと思っています。
料理好きな方、料理が得意な方はきっと「一度使ったらやめられない!」となるのかもしれませんが、料理下手の私には宝の持ち腐れとなりました。
もし若かりし頃の私のように、「彼のためにおいしいものをたくさん作ってあげたい!オールパンがあればそれができそう!」と思っている料理下手さんがいたら、一度冷静になることをおすすめします。
高い買い物です。
よーく考えて!
「あの時、あのお金で旅行に行けばよかったー!」と思う日が来るかもしれません。