『親も子も幸せになれる はじめての中学受験』を読みました。
本格的な中学受験のハウツー本で、「娘はまだ1歳なのに、なんで私はこの本を読んでいるんだっけ?」と、途中で我に返りました。笑
目次
内容
中学受験のハウツー本。
大きく分けると
・夫婦や親子の意見のすり合わせ方
・塾の選び方
・志望校の決め方
・子どもの勉強のサポート方法
・中学受験後の子どものサポート
について書かれている。
「難関校に受かるためには、子どもに○○をさせなくてはだめ!」といった、家庭学習に関する具体的な記述は一切なし。
それよりも、夫婦・親子間の意見の調整や、3年という長い受験勉強期間を親も子も息切れせずに過ごすための考え方など、マインドに特化して書かれている。
感想
本書の著者が書いた『頭がいい子の家のリビングには必ず「辞書」「地図」「図鑑」がある』が非常に参考になる内容だったので、本書も読んでみることにしました。
我が家はまだ、娘に中学受験をさせようと考えているわけではないのですが、これからの子育てにおいて参考になる情報が得られるのではないかな?と思って。
でも、本書の内容は本格的な中学受験のハウツー本。
読み始めてすぐに、「あっ、間違えた…。」と思ったのですが、最後まで読みました。
全く無駄になることはないだろうし、私自身が中学受験をしているので、当時と今の違いが純粋に面白いと思ったからです。
私が中学受験をしたのは、かれこれ二十数年前。
当時は中学受験をする子は学年に数人で、今ほど中学受験は身近なものではありませんでした。
親も私に中学受験をさせる気などさらさらなく、私立の中学校に行きたいと言い出したのは私。
そのせいもあってか、中学受験のための勉強を始めた小学3年生の2月から中学受験を終えるまで、親は私に一度も「勉強しなさい。」とは言いませんでした。
いや、私の人生において、親に「勉強しなさい。」と言われたことがありません。
中学受験のための塾を選んだのは親ですが、志望校選びにも一切口出しなし。
そんな私の中学受験の記憶があるせいか、本書に書いてあることには驚きっぱなし。
「親がここまでしてあげないといけないの?」というのが正直な感想です。
「今は共働き家庭が多く、子供に手をかけてあげる時間が少なくて悩む母親が多い。だから、子どもの自立を促して、共働きでも子どものサポートができる方法を紹介したい。」というようなことが書いてあったのですが、子どもの1日のスケジュール管理、宿題のサポート、テスト準備にテスト直し、苦手科目などの勉強スケジュール作成・管理、塾の先生とのやりとり…などなど、親のやること盛りだくさん。
働きながらできる気がしない。笑
ほとんど圧倒されっぱなしの内容でしたが、心に残ったフレーズが1つ。
それは、「夫婦で子育てビジョンをすり合わせておく。」というもの。
一般的に、中学受験をさせたい母親と、公立で十分と考える父親で意見が対立することが多いそう。
我が家も同じ構図。
どちらに進ませるにしても、子育てビジョンの一致は不可欠であると著者は言います。
著者が言う「子育てビジョン」は私立か公立かという問題だけではありません。
我が子にどんな風に育って欲しいか、どんな教育を受けさせたいか、という所から「子育てビジョン」のすり合わせは始まります。
これには激しく同意。
私たち夫婦はわりと頻繁に娘の子育てについて話している方だとは思います。
「将来、こんな大人になって欲しい。」とか、「こういう道に進んで欲しい。」とか。
でも、行動を起こすのはいつも私。
こどもちゃれんじもWorldwide Kidsも同意のうえではあるけれど、言い出したのは私。
絵本や図鑑を選んで購入するのも私。
もしかしたら夫は不満に思っているかもしれません。
小さなことではあるけれど、こういうことの積み重ねが肝心な時に亀裂を生みがち。
もっと夫の意見も取り入れなければいけないなと思いました。
肝心な時にこじれないようにするために。
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