マネバナナ

アーリーリタイアを夢見るアラフォーママが好きなことを好きなように書いています

『自分の時間を取り戻そう』生産性をあげたいなら絶対に読むべき本

 

ちきりんさんの『自分の時間を取り戻そう』を読みました。

読むのは2回目です。

この本は何年か前、本屋さんで目にとまって購入しました。

当時はちきりんさんのことも知らずに。

 

育休から復職して4ヶ月が過ぎようとしています。

今一度、自分の時間の使い方を見直したいと思って、再び手に取りました。

初めて読んだ時とは違った気づきがあったので、感想に記します。

 

目次

 

内容

 

「忙しすぎる」という問題の本質は「生産性が低すぎる」ということ。

 多くの人は

・長い時間働くことによって問題を解決しようとしている

・すべてのことを「やるべきこと」と考え、全部やろうとしている

・なにもかも完璧にやろうとしている

・不安感が強すぎてNOと言えなくなっている

・「とにかく頑張る」という思考停止モードに入ってしまっている

といったことが原因で忙しい日々を送っている。

こうした考えに至る根本的な原因は「生産性の概念を理解していない」「生産性の向上こそが問題の解決に必要と理解できていない。」ということにある。

 

忙しいすぎる状態というのは、

・やろうとしていることに対して使える時間が足りない状態

・使える時間に対してやりたいことややるべきことが多すぎる状態

をいう。

そして、多くの人はこの問題を解決するために手や体を速く動かしてものごとを進めることで生産性を高めたと勘違いしている。

 

しかし、「生産性を高める」とはそうではない。

希少資源(時間やお金)を最大限有効に活用し、自分が欲しいものをできる限りたくさん手に入れる=「生産性の高い状態」ということなのである。

 

では、どうしたら生産性の高い豊かな生活が送れるのか?

そのためには、

①自分が手に入れたいものを理解する

②①を叶えるために自分がやるべきこと・やらなくていいことを明確にする

③②を実行に移してお金と時間という希少資源を最大限有効活用する

ことが重要である。

 

本書では忙しい生活を送る4人の登場人物と、生産性を高めることに異議を唱える1人の登場人物を用いて、上記の内容をわかりやすく解説している。

 

感想

 

この本を再び読み始めてすぐ、私は愕然としました。

数年前に一度読んで生産性について理解したはずなのに、今の私はまだインプットを増やす(=私の場合は睡眠時間を削る)ことで時間がないことを解決しようとしていたから。

「私はこの本を読んで、いったい何を学んでいたのだろう・・・。」と反省しました。

 

でも、読み進めていくうちに、かつてこの本で学んだことはきちんと私の中で活かされていることに気が付きました。

 

本書でちきりんさんが提言する「生産性をあげる」とは、インプットを減らしてアウトプットを増やすこと。

詳細は上の〈内容〉をご覧いただきたいのですが、簡単に言うと、

「自分にとって何が大切なのかを明確にする。」→「自分にとって大切でないことはやらない。」=生産性向上

という図式です。

ここで言うインプットとは知識を増やすことではありません。

時間や人手を投入して問題を解決しようとすることです。

 

仕事と家事・育児に追われる今の私にとって最も大切なことは読書をしたり、ブログを書いたりする自分だけの時間。

自分の時間が全くない生活は私の心を蝕みます。

娘や夫が寝た後の自分だけの時間がとても重要なのです。

 

一方、私にとって大切ではないこと(=要領が悪くて無駄に時間がかかること)は家事です。

本書を読みながら、ここで気が付きました。

私は無意識のうちに生産性を意識して、自分の苦手なことをしっかり遠ざけていると。

 

我が家は

・夕飯はヨシケイのミールキット

→献立を考える・買い物をする・野菜を切る・保存するという時間が0になりました。

私のお弁当はヨシケイを1人前多く購入することで夕飯と同時に完成。

お米はオリックスの株主優待でもらった無洗米でその便利さに目覚め、これからは無洗米を買うと決意。

・食器を洗う

→食洗機を使う。ヨシケイのおかげで洗い物も激減。

食器の数は最低限にし、食洗器で洗い終わった食器は戸棚へしまうことなく次回使う。

・洗濯

洗う・干すは夫の仕事。

(乾燥までしてくれるドラム式洗濯機は家の構造上入りませんでした。泣)

洗った洋服は畳まずハンガーにかけてクローゼットへ。

アイロンがけが必要な服は買いません!

タオルの枚数は最小限にし、引き出しにしまうことなく使うことで畳む時間削減。

・衣替え

→服は手ごろな価格の物を毎シーズン最低限必要な枚数だけ購入。

1年、長くても2年着たら捨てる。

(1シーズンで何回も着るので、シーズン終わりには毛玉・色落ち・ヨレヨレ・汚れ等で捨てることに躊躇なし。)

残す服もそのままクローゼットにハンガーでかけているので衣替え不要。

クリーニング代はほとんどかからないうえ、クリーニングが必要なものは店舗に持ち込まずに宅配対応しているお店を利用。

・そうじ・片付け

→物を減らし、片付けや探しものの時間を減らす。

(夫がものを増やす人&片付けられない人で、最近これが難しくなってきている。自分の物は最低限なので、ここ数年大がかかりな片付けは不要。)

エアコンの掃除など手間がかかるものは業者に依頼しています。

 

 

といった感じです。

意識しているのは「私がやると時間がかかること、私でなくてもいいことはやらない。」です。

数年前に本書『自分の時間を取り戻そう』で得た知識がきちんと活かされていました!

そして、今回改めてこの本を読んで気づいたこと。

それは、今の私にとって次に削るべきは「仕事に費やす時間」であるということ。

仕事に行くためにかかる身支度の時間・通勤にかかる時間・職場で横行する生産性の低い業務の数々に費やす時間は今の私にとって苦痛でしかありません。

かといって、すぐに「仕事を辞める!」とはいかないのが悩み。

本書では、「生産性をあげると、その仕事が好きか嫌いか見えてくる。」と書いてありました。

会社・仕事の文句を言っていても仕方ないので、まずは自分の仕事の仕方を見直し、自分の生産性をあげることを意識して仕事をするように既に動き始めました。

 

生産性に関する本は本屋さんに行くとたくさんあります。

でも、それらの多くは小手先の行動を変えるものばかり。

本書は違います。

・生産性とは何か

・生産性を高める意義

・生産性を高めるべきものとそうでないものの見極め方

(自分にとって大切なものを見極める方法)

・生産性のあげ方

・生産性をあげることで手に入るもの

がすべてわかりやすくまとめられています。

生産性について語られた本はたくさん読みましたが、人に薦められるものはこの本以外に思いつきません。

「生産性について理解したい」、「生産性をあげたい」なら絶対に読むべき一冊です。

 

自分の時間を取り戻そう―――ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方

自分の時間を取り戻そう―――ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方

 

 

 

 

 

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