マネバナナ

アーリーリタイアを夢見る30代新米ママが好きなことを好きなように書いています

『やりたいことがある人は未来食堂に来てください』〈ただめし〉よりもお得な本

『やりたいことがある人は未来食堂に来てください』を読みました。

小林せかいさんの本は『ただめしを食べさせる食堂が今日も黒字の理由』に続き2冊目です。

 

前回読んだ『ただめしを食べさせる食堂が今日も黒字の理由』は未来食堂のシステムを紹介する本でした。

今回読んだ『やりたいことがある人は未来食堂に来てください』は、完全な実用書です。

著者のせかいさんが、日頃どのような思考で新しいことを考え、始め、続けているのかを綴っています。

 

すごく実践的な内容なので、「やりたいことがあるけどどうしたら良いかわからない。」とか、「もうちょっと準備しないと、まだやりたいことは始められない。」とか、「何かを始めたいけど、ありきたりなことしか思い浮かばない。」といった人に特におすすめです。

 

内容を簡単にご紹介します。

 

目次

 

内容

 

新しいことを始める人に向けて書かれた指南書。

「未来食堂」という定食屋をオープンさせる計画を考え始めてから、実際にオープンして現在に至るまでに著者が考え、行動し、困難を乗り越えてきた方法が書かれている。

 

本書の目次と各章の内容は

◆序章   未来食堂とは

未来食堂のシステム等を紹介。

◆第1章 何かを始める前、知っておきたいこと~考え方~

何かを始めたいと思った時に、他とは違う自分独自の案を引き出すための思考法。

◆第2章 何かを始める時、やること~アクション~

第1章で考えたことを形にしていく過程。

◆第3章 何かを始めた後、続けるために

新しいことを始めた後、それを継続するための行動と思考法。

◆第4章 始めたことを伝えるために

自分が始めたことを人に知ってもらい、行動を起こさせる方法。

◆第5章 人が心を動かす瞬間

自分を応援してくれる人を作る方法。

◆第6章 注目を集めるということ

注目を集めたことによるメリットとデメリット。

◆第7章 注目された時に気をつけること

取材を受ける時に著者が行っていること。

 

著者が「やりたいことを始めるために行動を起こすことを決めた人」に向けて書いた手紙のような想定で書かれており、新しいことを始める人のバイブルとなる本。

 

感想

 

前に読んだ『ただめしを食べさせる食堂が今日も黒字の理由』よりも著者の思考法がぎゅっと詰まった実用的な本でした。

まさに、〈やりたいことがあるけれど行動に移せていない人〉のためのバイブル。

 

私もそうですが、やりたいことがあるけど行動に移せていない人って、何かしら言い訳をして挑戦することから逃げてしまうんですよね。

・そこまでの実力はまだ自分にはないから、もっと勉強してから始めよう。

・もっとしっかり準備をしてからでないときっと失敗する。

・今は仕事や育児が忙しくて時間がないから、時間に余裕ができてから。

・お金がないから今は新しいことを始められない。

・まだ若いから人生経験を積んでから。

・もう年だから今更始められない。

などなど。

こういった理由をつけて挑戦することから逃げる私たちを、この本は逃がしてくれません。

 

誰の心にもあるような「こんなこと始めたいな」というぽわーんとしたイメージを、他の誰も考えつかないようなアイデアに磨き上げ、形にし、実現させ、夢をつかんだ後の壁の乗り越え方まで教えてくれる。

 

すごく心配性なお母さんが子どもにあてて書いた手紙のような本、というのが私の『やりたいことがある人は未来食堂に来てください」に対する印象です。

 

この本を読んで私が特に勉強になったのは、

①「当たり前」を解体する

②  徹底的に既存を学ぶ

 

著者は飲食店を始めるにあたり、「なぜ飲食店にはメニューがあるのだろう」と考えたそうです。

メニューにはお客様が自分の食べたいものを選べるというメリットがありますが、著者は飲食店にとって大切なことは「お客様を満足させること」だと考え、「メニューがなくてもお客様が何を望んでいるのかを聞いて調理すればよい」という発想から〈あつらえ〉というシステムを生み出したそうです。

これが①の「当たり前」を解体する。

 

〈あつらえ〉を成功させるために著者がしたことは、図書館にある全てのレシピ本の読破。

〈新しいこと〉を始める時は、その〈新しいこと〉を〈既にあること〉と〈本当に新しいこと〉に分解し、〈既にあること〉を徹底的に学習することで〈新しいこと〉の成功率をあげるというのが筆者の考え方。

この考えに基づき、〈あつらえ〉を〈既存=料理そのもの〉と〈新しいこと=お客様の希望に応じて料理を作る〉の2つに分けて、料理の腕を徹底的に磨くことに集中したそうです。

これが②の徹底的に既存を学ぶ。

 

私はものすごい面倒臭がりなので、仕事でも家事でも「あー面倒!」って思ったら、すぐに改善策を考える癖はあるのですが、「これ何のためにやってるの?やる意味ないよね?」と言ってバッサリやることを消していくタイプ。

改善してない…。笑

著者のような「ものごとを解体して考える」という発想はありませんでした。

だから、一から何かを生み出すのが苦手なんだなと納得。

これからは「当たり前」に疑問を抱いたら、〈ものごとを解体する〉という思考を取り入れて、もっとクリエイティブな人間になる努力をしようと思います。

 

未来食堂をひとりで立ち上げ、成功させた小林せかいさんの思考法が1,500円(税抜き)で手に入るなんて「ただめし」以上にお得な本でした。

 

最後に、小林せかいさんが日経ウーマン・オブ・ザ・イヤー受賞した時のスピーチの全文を載せておきます。

 

このたび、日経ウーマン・オブ・ザ・イヤーという、大変大きな賞をいただいたことにとても意味を感じています。

 

私自身は小さな人間で、未来食堂も12席だけの小さな定食屋です。

私自身が受賞に値するとは思えませんが、この賞は、私のように世の中の、”こうあるべき”という姿に立ち向かい、今まで誰も見たことがないような新しい世界を産み出していく、そんな孤独な戦いに明け暮れている方の代理として、本日、いただきに参りました。

 

このように著名な賞をいただくことを、私は大きな試練だと考えています。

なぜなら、未来食堂、そして私の理念は、『誰もが受け入れられ、誰もがふさわしい場所』。

未来食堂は最後のセーフティーネットとして、ただただ『あなた』のためにある場所です。

しかしそんな小さな場所を理念とする私が、このような賞を受賞し、一度有名人になる快楽に溺れてしまえば、あっという間に『誰もが受け入れられ、誰もがふさわしい場所』という理念は変質してしまうのではないでしょうか。

 

多くの人に「未来食堂は良い」と思われたからこそ、今日、この場に立つことができました。

しかし、それは目的ではなく、結果にすぎません。

『誰もが受け入れられ、誰もがふさわしい場所』に向かう私の小さな足取りは、このように大きな賞賛の爆風によって今にも吹き飛ばされそうです。

私のように小さな人間に、このような大きな試練が与えられたことに、心から感謝いたします。

 

最後に一言だけお伝えしたいことがあります。

私は、未来食堂を始めるために会社を辞め、パートやアルバイトをしながら修行を重ねました。

 

そんな過程を報道で知った方から、「そうやって気ままにチャレンジできるのも独身だから」といったコメントをいただくことがよくあります。

しかしそれは違います。

私は結婚しており、6歳の子どもがいて、今妊娠5ヶ月目です。

 

「こんなチャレンジができるのは独身だから」という発言に、私はNOと答えます。

 

しかし私は、母であることに自分のアイデンティティはありません。

ですので、これ以上のコメントは特にありません。

 

環境が、あなたの行動にブレーキをかけるのではありません。

あなたの行動にブレーキをかけるのは、ただ一つ、あなたの心だけなのです。

 

  

 

 

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