マネバナナ

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『年収300万円はお金を減らす人 年収1000万円はお金を増やす人 年収1億円はお金と時間が増える人』を読んでみた

『年収300万円はお金を減らす人 年収1000万円はお金を増やす人 年収1億円はお金と時間が増える人』を読みました。

金川顕教さんという方が書いた本です。

 

目次

 

著者について

金川さんは起業コンサルタント・事業家であり、株式会社Social River代表取締役です。

 

金川さんは高校卒業後、2浪して立命館大学に合格。

当時は

「いい大学に入って、いい会社に入れば、裕福な暮らしが送れる。」

そう信じていたそうです。

 

そのため、大学在学中に猛勉強して公認会計士の試験に合格。

大学卒業後は世界一の会計事務所であるデロイト・トウシュ・トーマツグループに就職しました。

これで念願の「裕福な暮らし」を送れると思ったそうですが、実際は仕事が激務で家には寝に帰るだけの生活。

 

この経験から、「いい学校に行って、いい会社に入れば、裕福な暮らしが送れる」という公式が成り立たないことに気づいたそうです。

 

金川さんは改めて「裕福な暮らし」とは何かを真剣に考え、「自分の人生を生きる」という思いに至りました。

 

その気づきから起業を決意。

独立して4年で年商5億円を達成しているそうです。

 

現在の生活では、仕事は朝の数十分の作業だけ。

年収はデロイト・トウシュ・トーマツの頃と比較にならないぐらい増えていますが、仕事の量は激減。

 

この本はそんな金川さんの経験をもとに書かれています。

 

 

 

本書の概要

 

本書は以下の順に書かれています。

第1章:行動 

第2章:マインド 

第3章:人間関係 

第4章:お金 

第5章:時間 

第6章:環境

 

各章に10個程度のケースが掲載されています。

それぞれのケースには「年収300万円」の人がしがちな行動や考え方、「年収1000万円」の人がしがちな行動や考え方、「年収1億円」の人がする行動や考え方が比較しやすいように書かれています。

 

ちなみに、著者がまだ稼いでいなかった頃の考え方を「年収300万円」、デロイト・トウシュ・トーマツで働いていた頃から起業して2年目までの考え方を「年収1000万円」、現在の考え方を「年収1億円」としているそうです。

 

 

 

本書の中で私が「なるほど!」と思った内容

私が気になった内容のうち、2つをご紹介します。

 

①年収300万円の人はオリジナリティがない、年収1000万円の人はオリジナリティがある、年収1億円の人はマネを極める。

 

「人のまねをする」というと嫌なイメージがあると思います。

ですが、筆者は「何かを始めようとするなら、まずはメンター(師匠)を見つけて、直接教えてもらうべきだ。」と言っています。

・最初はメンター(師匠)の教えをしっかり守る。

・それが身についたらメンターの教えを破る。

・そして離れて、また次のメンターを見つけてまねをする。

このようにして何人もの人のまねをしながら、その手法を自分のものにしていけばいいと主張しています。

 

確かに自分にも同じような経験があると思いました。

例えば株式投資。

最初はファイナンシャルアカデミーで習った方法を忠実に守って投資を始めました。

慣れてきたら、株式投資に関する本を読んだりして参考になるものを取り入れる。

うまく行ったら自分の手法に追加し、だめなら元に戻す。

そしてまた、新たな知識を追加して試す。

最初は「まねをするなんて」と思いましたが、振り返ると既にやっていることでした。

 

②年収300万円の人は話を聞かない、年収1000万円の人は話の7割を参考にする、年収1億円の人は話を信じて行動する。

 

タイトルだけ見ると、「なんでも信じて行動するって危なくない?」と思いましたが、要は「素直になれ!」ということです。

「素直になる」って意外と難しいんですよね。

私が年収1億円でない理由は素直ではないからだと思います。

本を読んで知識を得ても行動が伴っていない。

本を読んだら1つでも行動に移そうと心掛けていますが、考え方を変えて、もっとどん欲に行動しようと思います。

 

 

感想

以前からこの本の存在は知っていたのですが、なんとなく本のタイトルが好きではなくてずっと読んでいませんでした。

なのに、産後に初めて本屋さんに行った時に妙に気になってしまい、購入しました。

子育てをしながら会社員として働くことの難しさを現実のものとして感じ始めたからかもしれません。

 

本書は「年収300万円の人」「年収1000万円の人」「年収1億円の人」を比較対象として、行動・マインド・人間関係・お金・時間・環境について書かれています。

ただ、これらの根底にあるのはすべて「考え方」です。

なので、各章に書かれていることは重複しているものも多くみられました。

 

私は年収1000万円もありませんが、内容によっては「年収1000万円」「年収1億円」の考え方に該当する部分もありました。

ではなぜ、私は「年収1000万円」でも「年収1億円」でもないのでしょうか?

恐らく理由は3つ考えられると思いました。

 

①すべての考え方が年収1000万円、年収1億円の人たちと一致していない。

②考え方は年収1000万もしくは年収1億円の人たちに追いついており、行動もしているけれども結果は出ていない。

③考え方は年収1000万円もしくは年収1億円の人たちに追いついているけれども、行動が伴っていない。

 

私は各章のそれぞれのケースを読むにあたり、自分に足りないものは何かを考えながらページを進めるようにしました。

 

本書を読むにあたっては、自分の年収にとらわれず、自分はどのステージにいるのかを考えながら読むといいと思います。

そして、自分に足りない部分が見つかったら考え方を変え、行動を変える。

そうすることで次のステージへ上がっていけると思います。

 

この本は、自分のステージを上げるための道しるべになる本です。

 

 

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