先日、図書館に堀江貴文さんの『多動力』があったので借りてきました。
今までにも堀江さんの本は読んでいて、家には以下の3冊の本があります。
・ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく
・99%の会社はいらない
・ウシジマくんVS.ホリエモン 人生はカネじゃない!
堀江さんの書く本の内容は、いつも凡人の私には想像もつかないような堀江さんの思考が書かれていて刺激になります。
内容に一貫性があるところも好きで、日々のことに忙殺されているときに久しぶりに読むと、「そうだ!自分の時間を生きなきゃ!」「考えるよりも先に行動しなきゃ!」って思います。
今回の『多動力』もぶれることなく、いつも堀江さんが言っていることが書かれています。
私は職場にそもそもスマホを持ち込めないので、「会議中にスマホをいじる勇気を持て!」とかできないこともあります。
でも、自分の仕事に活かせるものは活かすようにしています。
今回はメールのチェック方法など自分の仕事の仕方が間違っていたことに気づけました。
私が勤めている職場は日々の業績報告からお休みの連絡まで、とにかく毎日たくさんのメールが送信されてきます。
私はシフト勤務なのですが、1日休みだっただけでも翌日の出社時には大量のメールが届いていて、まずは量を減らしたいという思いから、私は今まで休み連絡とかどうでもいいメールを削除することから始めていました。
でも、『多動力』に書かれていたことは逆でした。
どうでもいいメールは無視して、上から重要なメールにだけどんどん返信していくことで、仕事をためないようにとのこと。
私のやり方だと、重要なメールに目を通すのが遅れ、それがその後の仕事に影響を与えます。
自分でも気づいてはいたのですが、まずは大量のメールを減らしたくて自分のやり方を変えられずに今まできてしまいました。
でも、仕事の効率を上げるために、この本を読んで改善しようと思いました。
もう1つ気になった内容が、「質問力」についてです。
本の中で堀江さんは、できる人は質問力が高いと書いています。
いい質問ができなければ、いいアイデアや必要な情報は引き出せないと。
私も仕事柄、それはすごく感じています。
私の仕事は、何を言っているのかわからない人の話を聞き出さなければならない状況になることが多いのです。
何を言っているのかよくわからない人の話を聞くのって本当に大変で、しかも、そーゆー人に限って、「自分の話を理解できないなんてお前はばかだ。」っていう態度でこちらに接してくるので本当にたちが悪い…。
だから、こちらがうまく質問して、「あなたの言いたいことはこういうことですか?」って聞き返してあげないと、話が本当に進まない。
だけど質問力がない人が「何を言っているのかわからない人」と会話すると、なんとなく会話はうまく終わっているんだけど、第三者がその2人の会話を聞くと、お互いに思っていることが違うまま会話が終わっているんですよね。
でも会話の当事者2人は気づいていない…本当に不思議です。
なので、質問力は仕事をする上で日頃からすごく意識しているのです。
でも、『多動力』を読んで、自分の質問力は未熟だなと思いました。
堀江さんは本の中で、5パターンの質問力のない人の例をあげています。
その中の3つが、自分もあてはまるなと思ったので紹介します。
①論点がごちゃ混ぜになっている。
②前提条件がはっきりしない。
③不要な情報をだらだらと説明する。
①は特に苦手です。
私は怒っているとき、感情を入れしまいがちなので質問の論点がごちゃまぜになりがちです。しかも、それに気づいていないことが多いです。
②もやりがちです。
自分の頭の中で話が出来上がっていて、相手に伝えていないというパターン。
③は自覚があるので気を付けてはいます。…が、なかなか改善できていません。
でも、人にこれをやられると、早く本題を言ってよってイライラしてしまう、わがままな人間です。
『多動力』は、堀江さんが自分が楽しいと思うことにしか時間を使いたくなくて、それを叶えるためのノウハウをまとめたものです。
『多動力』を読んだ後に自分の日常を振り返ってみて、私の人生は我慢が多いなと気づかされました。
堀江さんの言うように、やりたくないことはやめればいいのでしょうが、そこまでしてやりたいことがあるわけでもなく…。
私の課題はまず、自分の中の「気になる!」とか「好き!」とか「やりたい!」とか、そういう気持ち1つ1つと向き合って、子供から大人へ成長する段階で麻痺してしまった心をほぐすことから始めないといけないのだと思います。
子供が産まれたら、子供の「気になる!」「好き!」「やりたい!」という気持ちを守ってあげること、そして子供の素直な感情を見て、忘れてしまった私の心も取り戻す練習をさせてもらおうと今から計画中です。